キッズサポートあゆみ(放課後等デイサービス)|金沢市諸江町

キッズサポートあゆみでは、障害を持つお子様を対象に、金沢市で放課後や祝日に放課後等デイサービスを行なっております。

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2018年8月の記事:キッズサポートあゆみ
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k−あゆみ 光とともに・・・ を読んで考える事!

 hikaruto

こんにちは、お母さんとお子様の自立案内人 管理者Nです。

今回は、キッズサポートあゆみも夏休みに突入という事で、お勉強を兼ねて、自閉症の光くんを描いた名著「光とともに・・・」を読んでいます。この漫画は、篠原涼子さんが母親役で熱演して話題になりました。それまでは、自閉症自体あまり知られておらず、母親の躾がなっていないと言われていましたが、このドラマのおかげで自閉症が広く認知され、母親が悪いわけでなく独特の行動も特徴の一つと知られるようになった大きな変換点とも言えます。

この本を、夏休みの自由研究?として読むと、改めてお母さん・お父さんの大変さが分かるとともに、対応方法などとても勉強になります。本当に勉強道具として最高のシリーズです。

例えば、親御さんが社会生活でどのような目にあってきたのか。差別的扱いを感じているのか。など口で表せない苦労がたくさん表現されています。

また、子供のおしっこをどのように教えるのか。子供の言葉の伝達をVOCAという器具で伝える方法・子供のスケジュール管理の方法など特別支援学級での実例がちりばめられています。また、屈託のない行動が可愛くて、愛おしくてたまらなくなります。今では小学校や中学校・図書館どこにでもあります。

この作者の知り合いの子供の実例を本にしただけあって、すごくリアリティのある本に仕上がっています。自閉症のお子様をお持ちで、この本をまだ読んでいないお母さん・お父さん、ぜひ読んでください!ちょっとだけかもしれませんが自分と同じ子供を持つ親御さんたちと心が共感できるように思います。

もし、本を読みたい方は、あゆみにぜひお越しください。全巻取り揃えていますのであゆみカフェでゆっくりと読んでください。

子供のできるを増やす!をモットーにキッズサポートあゆみは療育に取り組みます。

 

2018年08月12日 00:22

放課後等デイサービスのベストな療育って何なの?

療育機関 あゆみ

キッズサポートあゆみを開設してから、まだ10日目ですが、楽しく過ごしています。

昨日は、カレーをみんなで作り、班長さんが全工程をしたかったらしく『僕にやらせて~!』泣くわ騒ぐわで大変でした。けど、調理が終わってお食事会が始まれば、ケンカがあったことも忘れたかのように、おいしい、おいしいとまたまた大騒ぎ。こんな楽しい時間を共有できる友達ってホントいい思い出になるんだろうなって思います。これからもいい思い出いっぱい作ってあげたいなって。

友達と遊んでいる姿を見たら、多くの放課後等デイサービスさんが遊び中心であることもちょっと納得しました。子供はやっぱり遊ぶの大好きですからね。

けど、お母さんとの面接では、きちんと療育をしてくれる放デイに通わせたいからという事であゆみを選んでいただけることも事実です。子供にとってのベストとお母さんにとってのベストは違うんですよね。子供はその時が楽しいのがベストだし、大人は、将来を見込み、出来ることを増やしてあげたいというのがベストで最初に来ますので。

この、子供、大人にとってのベストな療育は、存在するのかって手探り状態です。簡単な話、楽しく・効果がある療育、これがベストというほど単純なものでもないですよね。

キッズサポートあゆみの基本は、『 子供の出来るを増やす! 』です。まだまだ模索中ですが、楽しくそして一人ひとりにぴったりな療育ができるように頑張ります。

始めてたったの10日なのに色々と考えさせられる今日この頃です。子供との付き合いは本当に楽しく、難しものです。

 

子供のできるを増やす!をモットーにキッズサポートあゆみは療育に取り組みます。

 

2018年08月10日 14:19

K−あゆみが、深刻な2次障害について考える

こんにちは、お母さんとお子様の自立案内人 管理者Nです。

今回は、発達障害と同じくらい怖い2次障害についてです。

今まで多くの相談専門員様・親御さん・他の放デイの方とお話ししてきましたが、発達障害・知的障害・精神障害のお子様が暴言を吐き、暴力を振ると脳に障害を抱えていて、現在の医学では治せないから、しょうがないよね。との話をよく聞きますが、違和感ありませんか?

こんな話を真面目に話す人は要チェックです。ちょっと偏った人の発言です。

事実、あゆみのお子様で少しずつですが怒る、暴言を吐くという症状が少なくなってきた子供がいます。ちょっとだけですがあゆみの工夫をお伝えします。

まずは、ちょっと遠回りになりますが、発達障害の定義を以下、文部科学省のHPから抜粋します。

1. 自閉症の定義       

自閉症とは、3歳位までに現れ、1他人との社会的関係の形成の困難さ、2言葉の発達の遅れ、3興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害であり、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。

2. 高機能自閉症の定義

高機能自閉症とは、3歳位までに現れ、1他人との社会的関係の形成の困難さ、2言葉の発達の遅れ、3興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害である自閉症のうち、知的発達の遅れを伴わないものをいう。
また、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。

3. 学習障害(LD)の定義

学習障害とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである。
 学習障害は、その原因として、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されるが、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接の原因となるものではない。

4. 注意欠陥/多動性障害(ADHD)の定義

ADHDとは、年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、及び/又は衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものである。また、7歳以前に現れ、その状態が継続し、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。

どうですか?

この中に文章の中に暴言を吐く・暴力を振るうという一言がありますか? ありませんよね。

発達障害があるから、暴言を吐く・暴力を振るうのではなく、発達障害の子供は幼い時から、勉強ができない、日常生活の中で出来ない事が多く親や周り人から『なんでそんなこと出来ないんだ。』『ちゃんとしなさい。』など心を傷つける言葉で幼い心が深く傷ついています。

子供は本来、幼い時期に、親からの深い愛情で感情が育まれ、情緒が落ち着くことで自分は親という安全な傘で守られていると安心して成長します。この親からの安心・安全の傘が、周りからの心無い言葉や中傷があっても強く生きる原動力となり、不安や恐怖といったものから自分を守ります。

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しかしながら、障害を持つ子供は、『なんでそんなこと出来ないんだ。』『ちゃんとしなさい。』といった、親や周りからの心無い言葉で、深く傷つき心の中に不安や不満が溜まりにたまっており、不安や恐怖といったものから自分を守れなく、トラウマに触れられた時に、健常者だったら抑えられる怒りや不満な気持ちが溢れだし、自分で衝動性が抑制できないので暴言を吐くか、暴力を振るうのであって、障害の特性で理由もなく手が出るわけではないようです。

つまり、幼い時からの障害への理解と母子との愛着形成(参考:育児ノート)が大きく関わっているのです。つまり2次障害が子供の暴力・暴言の原因の大きな要因の一つなのです。それほど、2次障害は深刻な問題なのです。

管理者Nは、だからこそ母子の愛着形成と障害への理解が大切だといいたいのです。

あゆみでは、お父さん・お母さんと協力し、障害の理解と子供を承認することで暴力・暴言をなくす努力をしています。

 

子供のできるを増やす!をモットーにキッズサポートあゆみは療育に取り組んでいます。

 

 

2018年08月04日 00:03

アスペルガー症候群の療育方法 ABA療育について

こんにちは、お母さんとお子様の自立案内人 管理者Nです。

 

アスペルガー症候群の療育方法としてSSTは過去に詳しく紹介しましたので、今回は、ABA(エービーエー、Applied Behavior Analysis)を紹介しますね。

簡単に文章で書くのが難しいのですが、出来るだけ簡単に紹介します。

自閉症やADHDのお子様の行動で、お菓子売り場で突然泣き出して、お菓子を買ってしまったなんてことありませんか?それも毎回毎回スーパーで泣き叫んで困るなんてことも。

これは、子供からすると、スーパーで泣き叫べばお菓子を買ってもらえると分かっての行動です。それも、子供にお菓子を買ってあげれば、あげるほど子供は、お菓子をねだってきます。親からするとこの困った行動を正しく理解し、このような行動を起こさないようにするための方法がABAです。

例で説明します。(図1)

2

図のように、ある日あゆみちゃんが、スーパーでお菓子を見つけてダダをコネて泣いたらお母さんがお菓子を買ったら、子供にとって泣くことで自分にとってお菓子を買ってもらえるという好ましい状態(好子)になりました。そうすると、やったー!泣いたらお菓子買ってもらえるんだ。これからもお菓子見つけてら泣いちゃおう。となります。だから毎回泣くんですね。これが大人から見たら「駄々をこねる」状況なのです。つまり、大人がこの状況を作っているのです。

じゃあ、どうすればこのような状況を治すのか?

図2

3

 

図2のようにお菓子買って!え~ん!となったら。知らんぷりしてほっておくことで子供は大泣きします。それも今まで以上に。

ここで恥ずかしから買ってあげようとなったら、今まで通りになりますので、とにかく無視です。この時、子供は、「 今まで買ってくれたのになんで~!」と錯乱状態になりますが、この状態で我慢することで子供にとって泣いてもお菓子が買ってもらえない。泣いたらお菓子が買ってもらえるという好子が消えます。(消去)

思考が変わります。泣いてもお菓子が買ってもらえないという嫌な状態(嫌子)が生まれます。子供は、賢くできています。

これで、この泣き落としは消えてゆきます。ただ、最初は、3回我慢したらシール帳にシールをはり、次にお菓子を買ってあげるなどすると、よりスムーズにお子様の変化がみられます。 これは、行動は同じでも結果が違うことで子供を正しい方向に導きます。

結果を変えることで子供の行動パターンを変えましたが、テレビを見たら勉強ができない子供の場合は、すぐ前の状況をテレビを見ないに変更し、勉強に集中させ、テストに合格するという風に結果を変えることもできます。

もっと知りたい方は、お勧めの本を紹介しますのでご覧ください。

ABA   41v2YTy1FIL._SX307_BO1,204,203,200_ 4146SgJ-dbL._SX308_BO1,204,203,200_ 

2018年08月02日 13:09

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