あゆみの療育 VOL.7 学習力や集中力を高めたい子供向け
あゆみの療育 VOL.7は、学習姿勢や集中力・ワーキングメモリを鍛え学習に有効な療育です。
今回のゲームは、
1.学習する姿勢を学ぶ … 机に座って勉強する
2. 集中力を高める … ちゃんと先生の話を聴く。
3.ワーキングメモリを鍛える … 短い時間に心の中で情報を保持し(先生の書いた黒板の文字を覚えて),同時に処理する(ノートに写す)能力のことを指します。会話や読み書き,計算などの基礎となる,私たちの日常生活や学習を支える重要な能力です。勉強が不得意な子供の多くがこの機能に弱点があると言えます。
の3つの機能を同時に高める療育を紹介します。
落ち着きのないお子様やADHDや学習障害のお子様にも効果があります。
では、ゲーム紹介しますね。
ちゃんと質問を聞いてね!ゲームです。
ルールは簡単です。
まず、先生が
「 みなさん、今から先生が3つの言葉を言います。その後に質問をしますから、当てはまるものを答えてください。いいですか〜。 」
先生 「 じゃあ3つの言葉を言いますね。 きゅうり。 トマト。 ボール。この中で野菜はどれでしょう?」
答えが分かった人は、黙って手を挙げる。
手を挙げたA君に答えてもらう。『 はい。トマトです。』
先生「よくできました。他の2つの言葉も答えてください。」と質問することで、
1. 質問の言葉を覚える 2. トマト答えることで、質問の答えを考える。
と2つの作業を同時並行で行うことで、
このゲームの趣旨である
1. 勉強する姿勢を学び 2. 質問を覚えるための集中力を高め 3. 言葉を覚えながら、質問の答えを探すというワーキングメモリを鍛えることができます。
慣れてきたら、ちょっと言葉を変えて質問することで、子供の頭をちょっとだけ混乱させるのも、いい訓練になります。
例えば、文末の質問を、否定形に変えてみます。
『 カラス、 ガラス、 ガス の中で、家の中にないものはどれでしょう?』などするのも楽しいですよ。
また、子供によって集団療育でなく、個別療育がいい場合は、先生とお子様のペアで絵を使いながら質問するのも効果的です。
絵を利用する場合でも十分な効果があります。
絵カードと質問内容をちょっとだけ載せておきますので、参考にどうぞ。
質問
① きゅうり、トマト、ボール。 今先生が言った中で野菜はどれでしょう?
② くるま、ふね、キリン。 今先生が言った中で乗り物はどれでしょう?
③ えんぴつ、消しゴム、コップ。今先生が言った中で文房具はどれでしょう?
④ ちょうちょ、トンボ、くるま。今先生が言った中で虫じゃないのはどれでしょう?
⑤ ぶどう、りんご、きゅうり。 今先生が言った中でくだものでないのはどれでしょう?
⑥ カニ、さかな、キリン。 今先生が言った中で海にいないものはどれでしょう?
などなど
絵はこちらから (色鉛筆で描いてますので薄いのはご容赦ください。)
絵カード、質問内容などはキッズサポートあゆみの許可なく療育施設・その他施設で利用することを禁じます。
なお、家庭での療育に関してはご利用ください。
療育に興味がある方はあゆみの内覧会・見学会にお越しください。