あゆみの療育 VOL.3 人の気持ちを察知する療育です。
今日は、アスペルガー(今は自閉症スペクトラム)のお子様向けの療育を紹介しますね。
アスペルガーの子供は、相手の気持ちがわからないので友達や周りの人に不用意な言葉を吐き、周りの人との軋轢を生むことが多いです。
気をつけて欲しいのは、2次障がいの子供も暴言を吐くし、軋轢を生みます。この2つをきちんと分かってあげずに親や先生の思い込みでアスペルガーと決めつけないで欲しいものです。ちなみにアスペルガーも2次障がいも勉強に支障がない子供が多いので見極めが難しいですね。
きちんと子供を観察してあげてくださいね。
では、アスペルガーの子供は、相手の心を読むことができない(脳の働きの特徴です)ので、太っている子供に、
「 デブ! 」なんていう言葉を悪気なく言ってしまいます。
親にしたら、当然ながら言葉で『 なんで怒らせること言うの!謝りなさい! 』と言っても。
もともと悪いことを言っている感覚がないので、なんで怒られるのかがわかりませんし、次も同じことを言って相手を怒らせます。
だからこそ、あゆみでは、相手の心を分かってあげることは無理。と割り切り、アスペルガーの特性である記憶力の良さを利用して、順序立てて療育(人との付き合い方の勉強)を行って行きます。
では、具体的な療育を
まずは、簡単なゲームで相手の表情を読み取る訓練をします。
ずいぶん前に紹介しましたが、再度掲載します。
先日放送していたテレビ番組でびっくりするほど発達障害の療育によいゲームが紹介されていましたね。
若返り効果によいとなっていましたが、相手の感情を考えて対応する練習にもなるので発達障害にも効果絶大となるこのゲームとは、
反対にらめっこ です。
このゲームは、目の前の人が嬉しい表情するともう一人がなるべく早く反対の悲しい表情をする「反対表情ゲーム」です。
パターン1. 嬉しい ⇒ 悲しい
パターン2. 悲しい ⇒ 嬉しい顔
パターン3. 笑顔 ⇒ 怒った顔
パターン4. 悲しい ⇒ 嬉しい顔
これ、簡単だと思るかもしれませんが意外と難しいです。
特にアスペルガーの子供は、相手の気持ちが理解できない(しにくい)ので反対の感情さえ理解に苦しむ場合があります。だからこそ、最初は簡単なゲームで相手の表情を読み取る訓練から始めます。
あゆみでは、1.感情表現 と 2.相手の心を感じるためになる療育プログラムがいっぱいです。
お家でもできる簡単ゲームをこのたびは紹介させていただきました。
次は人の気持ちを察する療育初級編をお伝えします。
子供は、みんな宝物探しの天才です。
キッズサポートあゆみは、人生の宝物探しを積極的にお手伝いします。