キッズサポートあゆみ(放課後等デイサービス)|金沢市諸江町

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発達障がいは不登校の原因に。現実の対処方法。ADHD編

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前回は、発達障がいであるというだけで、お子さんが不登校になるリスクを抱えているという事をお知らせしました。

なぜ、発達障がいの子供の不登校リスクが高いのかは前回の記事をごらんください。

ではADHDの子供の事例です。

 

ADHDとは、不注意、および衝動性・多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学力に支障をきたすものと定義されています。

私も実はこの気があるように思います。私の実例と合わせて症状を紹介します。

学校生活では、

1. 授業中に落ち着いて座っていられない、立ち歩く子供がいますよね。⇦昔は、先生が怖くて立ち歩きはしませんでしたが、小学生1年生から中学3年生まで一度も席替えがなく先生の前という特等席が用意されていました。

2. 忘れ物が多い、実は私もそうでした。忘れ物大王と呼ばれるくらいひどかったです。1限から6限まで全ての授業で忘れ物して先生にほっぺたをチミチミされていました。それも結構な頻度で。

3. 聞いたことをすぐ忘れてしまう。なぜだか聞いてすぐに先生の言った事や、やらなきゃいけない事を忘れてしまい先生にこれまた怒られていました。そういえば、漢字が全く覚えられず母親に俺は本当に漢字が覚えられないしもう勉強なんてしたくない。お兄ちゃんは頭がいいのに何で俺は覚えられんげんて。(金沢弁です)と母親にいっつも八つ当たりしてました。

 

 

次に、ADHDのお子さんが不登校になる原因

1. 不注意や落ち着きがないことを友達から馬鹿にされたり、笑われたりして、次第に自己否定が進むことにより学校に行きづらくなる。


2. 勉強もできない、忘れ物も多いなど嫌な体験をたくさんし、俺、私は何でこんな事が出来ないんだろうという自己否定が始まり、これが二次障害として子供に大きくのしかかり不登校になる


などがあります。

 

ADHDの特徴。思い出せば当てはまることばかり、

友達には

何でこんなに忘れ物するの?

今言ってたじゃん。聞いてなかったの?

などいつもバカにされていました。

正直、小学校・中学校の成績は当時の45人クラスのビリから五番以内をずっとキープしている、ヤバイ子供でした。 ちょっとしたケンカもしたりして。

この頃の私は劣等感の塊で、勉強したいけど、してもダメなのもわかってるから勉強をしたくなくなる。という人生最悪の時期でした。 実は、今でも夢で勉強できない、漢字を覚えられないと母親にあたっている夢を見ます。分かってもらえないと思いますが勉強したくても頭に全く入らないんです。

 

そんな私が、徐々に変わりだしたのが、中学3年生の夏前から。

これといった転機があった訳でなく、徐々に落ち着くようになりました。

本当に何があった訳でもなく、ただ落ち着くようになりました。

今なら、ADHDは、中学生くらいになればほとんどのお子様は、落ち着き出し勉強にも取り組めるようになりますよと、お母さんに言ってあげられますが、その頃は誰もそんな知識がないので、このままこの子は高校も行けないんじゃないかと母親は相当悩んでたらしいです。

ただ、私にとって幸いだったのが小学4年生からずっとやってたサッカーだけは自信があったことです。

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当時の私の中学のサッカー部はとても強く北信越大会で優勝し、全国大会に出場するなど全国的にも少しは名の売れた中学で、北信越では、本当に敵なし状況でした。

そんなサッカー部でレギュラーではなかったのですが、それでも金沢市のサッカー部門の優秀選手賞をいただけるほどサッカーに夢中になれたおかげで、高校受験が始まる3年生の夏休みには集中力はバッチリ・けど勉強は全くダメという状態にまで持って行けました。

なんでも好きなことをしている時はすごい集中力を発揮する特性上、サッカーという熱中できることがあったのが私にとって本当に良かったと言えます。

どうせなら、好きなことで集中力を鍛えておけば、落ち着きが出て勉強ができる中学生になったら、集中力がある分だけ勉強に打ち込めるようになります。成績も伸びると思います。人それぞれだと言えばそうですが...。

あゆみでは、私が中学3年生になるまで勉強が全くダメだったことを踏まえて、勉強が出来ずに一番悩んでいるのは本人で、親が何を言っても勉強はできないのだと理解してあげて欲しいと言思っています。

長々しい文章を書きましたが、ADHDの子供は元気な分だけ、みんなに邪魔扱いされ、馬鹿にされるので多くの子供が2次障害に悩んでいます。私もそうでしたが。

 

 

ADHDの特性を理解し、大人がすべきことは、

 

1. 好きなことを徹底してさせてあげる。そして、褒めまくる。そうすれば自尊感情を高めることができ、いろんなことに恐れずにチャレンジできる心を育めるようになります。

⇦よっぽどの重症でない限り、中学生の時点で多動性や衝動性が改善するのでずっと大人になっても残る、2次障がいにならないように配慮してあげてください。

 

2. 学校・療育センター・放課後等デイサービス等の子供が関係する機関に、子供の診断書や特性・こだわりを書いた紙などを配り、他の子供とのコミュニケーションとの手助けをしてもらい、衝突を避けるようにする。

そして、あゆみのような療育型放課後等デイサービスで子供にあった療育を受けます。ADHDの子供は集中力や短期

記憶(ワーキングメモリ)は不足しているので強化し、生きやすい環境を作ってあげる。

 

3. 忘れ物については、ノートをとるか本人ができなければ先生に書いてもらうようにする。学校の先生の中にもいまだに甘やかせてはいけないという方がいらっしゃるので、両親が症状を正しく伝えることで、家でも子供・親がチェックできるようにしてあげてください。脳の特性上本人は忘れたくないけど忘れてしまうんです。

 

4. 多動性・衝動性などの引き金を探して、引き金を周りから取り除くことが重要です。

 

ADHDは特に、記憶力が弱いので、忘れ物をしない工夫を親や周りの大人が整備してあげ、中学生になれば

改善傾向になるので、小学生の間は、子供の成長に合わせた学習・療育をしてあげていただきたいと思っています。

脳の遅れは3年くらいと言われているので、ADHDの子供の学習脳は実年齢が6歳でも実態は3歳に過ぎず、9歳でやっと6歳の脳みそになるようなので、無理して詰め込んでも無理なものは無理なのです。親が齢相応の勉強をさせないから、ADHDの子供は勉強嫌いになるんです。

 不登校になる原因が分かったと思いますので、これらに注意すれば、自然発生的な不登校・2次障害を伴う不登校の防止になります。

 

キッズサポートあゆみでは、入学前に事前にしておきたい事など、相談にのりますのでどうぞお気軽にお電話ください。

 

まずは、このような事例にちょっとでも当てはまる方は、療育のプロであるキッズサポートあゆみにご相談ください。なんでも相談にのりますよ。

 

スライド1

 

2018年10月01日 14:43

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