ちゃんと歩けない・箸が使えない。感覚統合のせいかも?

今回は、感覚統合についてです。言葉は聞いたことがあるけど、どんな症状が出るの?その対応策は?
など具体的に説明しますね。ちょっと長くなりますがお付き合いください。
感覚統合とは、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚、の五感から情報を入手して、脳の中でそれらの情報を統合(組み合わせる)することで、人間は身体を動かしています。
五感が発達していく速度が、人より極端に遅い、または五感の中のある感覚が鈍かったりすることが「鈍感」、人より特定の感覚が過剰に反応するのが感覚過敏です。
例えば、感覚統合が正確に出来ている人は、視覚でそこに階段の段差があると認識し、足を上げて触覚で足が階段についたと認識し、もう片方の足を上げて階段を登ります。
感覚統合が遅れると、ふらふらと歩きよくつまずきます。
こんな風に感覚統合が遅れると日常生活に支障が出ます。
イメージしやすいのは、アメトークの運動神経悪い芸人!
よく芸人さんが言ってますよね。水泳で、手足動かしながら息するの難しい、2つのこと一緒にするの難しいって。まさにこのことです。
それでは、本題です。
お母さんがお困りの事例が実は感覚統合に問題があるなんて知らなかったと発見があるかもしれませんよ。
1. ふらふら歩く・・・幼年期の感覚統合の問題としては、ふらふら歩く・両足ジャンプができない、ということもあります。小学校入学後も見受けられる子供もいます。
感覚統合が発達途上だと、ふらふら歩いたり・ジャンプが出来ないなどが見受けられます。
また、両足ジャンプが出来ないという、ことも多く見受けられます。 この2つは感覚統合の2つ以上の感覚を同時に働かせることが難しい子供には意外と難しいく感覚統合に問題がある子供に多く見受けられます。
ふらふら歩く子供には、親がちょと歩きにくい場所を一緒に歩いて上げて訓練し、徐々に難度を上げて行くトレーニングが有効です。
両足ジャンプができない子供には、トランポリンで飛ぶことが有効です。
2. 幼稚園・保育園の時期になると、箸が上手に使えない、ドーンと物を置く、お茶や飲み物をこぼしてしまう、という事が現れます。
箸を上手に使うためには箸とご飯・おかずの距離を視覚で把握し、手の触覚でご飯等を掴むという2つの感覚で箸を操作します。この2つの感覚を同時に働かせる事が難しく、不器用となって出てきます。
物を上手に操作するためには、自分の持っているものについて、視覚で距離を把握しながら、触覚とのやりとりで物を操作します。感覚統合がうまくいっていないお子さんは、不器用さとなって現れます。
これらの操作に基づく感覚統合の改善は、ゆっくり時間をかけて行うことが大切です。毎日のトレーニングを重視してください。必ずできるようになります。(そう思いましょう。)
3. 小学校入学後に現れる感覚鈍感での困りごとは、
ジーと座ってられない・・・姿勢を保つために、体幹トレーニングが有効で、トランポリンが有効です。また姿勢保持のために、正しい姿勢の練習をしていったり、身体を支えるためのクッション( ⬅︎ こんなんクッションがあること勉強するまで知りませんでした参考にしてください)などを活用すると有効でしょう。
文字や数字がノートのマスの中に上手にかけない・・・ノートのマスの中に上手に書けないのは、視覚の罫線の大きさと、自分の手を動かしている触覚という感覚が統合されずに、マス内に字が入らないのです。
そこで、知的障がいや学習障がい・書字障がいの子供で活用される方法で、感覚統合のお子様にも非常に有効な方法を紹介します。
簡単な方法で、大きなマスのノートを買ってきて上手にマスの中に入ったら、徐々にマスを小さなものにして行く。これを焦らさずに丁寧に書く練習を積み重ねて行けばマスの中に上手に文字が書けるようになります。
プールで上手に泳げない・・・さあ出てきましたよアメトークの運動神経悪い芸人!さっきも言いましたがよく芸人さんが言ってますよね。『 水泳で手足動かしながら息するの難しいよー!2つのこと一緒にするの難しいって。』
反対で考えると、五感をフルに動かす水泳は感覚統合を鍛えるのに素晴らしと言われているので、子供に水泳をさせるのもいいかもしれませんね。
お父さん・お母さんが何故うちの子はこんな簡単なことができないんだろう。とのお悩みの多くは感覚統合の問題だとわかっていただけましたか。感覚統合の問題であれば多くの場合、トレーニングで完全されますので、地道なトレーニングをお勧めします。あせっちゃダメですよ。
キッズサポートあゆみでは、これら感覚統合向けトレーニングも行っています。
興味のある方はお気軽にお電話ください。 見学だけでも大・ダイ・だい歓迎です。
電話 担当 西尾・米田
電話番号(076-237-2533)