親の悩み。徒然なるままに書き記します。
こんにちは、キッズサポートあゆみの代表西尾です。
今回は、キッズサポートあゆみを開設してから持ち込まれる両親の悩みについてを徒然なるままに書き記します。
子供の症状は千差万別ですが、多少のニュアンスの差はあれ、
1. 両親の悩みの中でもっとも多いのは、
将来自分たちが子供の面倒を見れなくなったら大切な我が子はどうなってしまうのか?
一人で生きていけるようにどうすればいいのかわからない。というものです。
その気持ちよくわかります。 どうすればいいのか? けど、正直、私もわかりません。
ただ言えることは、20年後・30年後に子供が柔軟に対応できるように
①. 凸凹が激しいなら、その特性を活かし、好きなこと、得意なことを周囲の人間が応援し、伸ばしてあげること。
今からの時代、サラリーマンを育てる教育は意味がありません。専門性の高い人が生き延びる時代です。
②.地頭を鍛え、物事に柔軟に対応できるようになることが大切です。時代が変わっても柔軟に対応できる地頭力が大切です。
本を読む子供は明らかに柔軟性がつきます。
様々なジャンルでもいいし、一つのジャンルだけでもいいですが、本を読むといろんな人の考え方が身につき、自分だけの考え方にこだわらなくなるので本は絶対に読んだ方がいいです。
特にアスペルガー系の子供は、本で様々な考え方があり自分のこだわりがいかにちっぽけな考え方なんだなと思わせれるといいんですけどね。
子供だけじゃありませんよ。大人だって本読んでない頭の固い人いませんか?本、読んでください。
③. 人に可愛がって貰える人間性を育てる。協調性のある大人に育てる。
長く生きているとこれ大切だって実感しますよね。
これが人生を生き抜く上で最も大切なことのような気がしますが。
これらすべてが、キッズサポートあゆみの療育方針です。
次に多い悩みが
2. 学校の勉強について行けない。将来ちゃんと就職できるのかしら?という悩み。
ただ、凸凹が激しい子供の場合、弱い点を伸ばそうといてもあまり意味がないように感じます。
日本の教育は、興味を持っている・強い点を伸ばす教育でなく、すべての教科ができる子供が素晴らしいと評価をします。
大人になったら自分の仕事の分野の強みを活かして仕事をするので、すべての教科ができないとダメなんて全く意味がないことわかりますよね。
そこで、NHKのハートフルTVで、放送していた内容を紹介します。この男性は、建設会社を立ち上げた創業社長です。
この人は学習障害の中で、文字が書けないということです。 小さい時から勉強はできる方なのに文字が書けないばっかりにテストは0点。
文字が書けないなんて言っても誰にも信じてもらえずに、大人になっても会社で苦労の連続だったらしいです。
そんな男性に与えられた武器がパソコンです。
男性は、キーボードに打ち込むことで文字が書けるようになり、ついには、ハンディがなくなり、本来の実力を発揮し、創業社長にまで上り詰めました。
このように時代が進めば、障害者が抱えるハンディが徐々に解消されて行きます。
ちょっと見方を変えればパソコンで勉強のハンディなんて全く気にならなくなるようです。
他にも国語や英語は満点なのに、算数の足し算・引き算などが全く理解できないという方が紹介されていました。
この方は、計算機やスマホなどがあれば日常生活にさほど苦痛を感じない。と述べていました。
どんどん世界は生きやすくなっています。
知ってますか?世田谷区では、一人一人にタブレットが与えられ(貸与?)、6+7= と打ち込むだけで答えを出してくれるという教育が実際に行われています。
金沢高校でも、先生が作った板書を生徒に転送することで、生徒は黒板を写すことが不要になり、考える・議論するなどの時間を最大限取れるようになり学力が向上しているようです。
正直言えば、算数の繰り上がりや繰り下がりなんてAI時代には全く意味のないものになるかもしれませんよ。学生時代は大変かもしれませんが。それに大人になって10万台や100万台を暗算してる人なんていないですよね。
135,897+7,596,287= 計算機使いますよね。
そのうちに、世田谷のように全国の小学生にタブレット1台だけ与えられたら暗算なんて必要なくなりますよ。分からなかったらインターネットで検索が授業になるかもしません。教科書という重いものをなくそう、なんていう議論も真面目に行われています。(書店の反対が目に見えますが)
どうですか?勉強ができないにも色々ありますが、これからタブレットの普及などで学習障がいのハンディがなくなる時代がすぐそこにやってきています。
それより問題なのが、勉強について行けないから心配。という親にちょっと気になることを指摘させていただいます。
勉強とは、親の引いたレールの上をスイスイと生きるためにあるのではなく、
あなたは何をしたいの? と親が常に子供に問いかけ
どんな仕事で生きがいを感じられるのか。を子供自身が判断できるための基礎知識としてあるのです。
本当の勉強は大人になった時や大学へ行って必要な時に必要なことを学べばいいんです。
事実、いま私が社長としてあゆみを経営する上で必要なことは全部その場その場でつまずきながら・苦労して学んでいます。
実学以上に身につく勉強なんてありません。
そして、恥ずかしい話ですが、30歳ちょっとで起業して2年で倒産して経営の難しさを学んだお陰でまた起業することができました。
だからこそ、学校の成績で一喜一憂するのではなく、社会に出て実学で学ぶことができる柔軟性と地頭力を鍛えましょう。と言いたいです。
あゆみの目標は、未来の自分の姿を想像してもらい、自分らしい生き方をデザインできる子供を育てることにあります。
これこそが、子供に幸福な人生を送ってもらう一番の手助けになると思います。
あゆみの療育に興味をお持ちな方は、お気軽にお問い合わせください。
電話番号(076-237-2533) 担当 西尾