あゆみの療育 国語はすべての基礎です。 サボっちゃダメよ。
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今回も国語の療育をお伝えします。ただし、国語の療育は、主に小学生の低学年から高学年までが対象です。
多くの方がお気づきだと思いますが、国語がすべての勉強の基礎で、国語の基礎が分からないとどれだけ勉強を教えても理解できません。それなのに国語をきちんと教えずに算数や英語を教える親が多いのに驚きます。
例えば、1+1=2ですね。
これどうやって教えますか?
最初は、りんごがここに1つあります、もう一つりんごを持ってくると、りんごはいくつになるでしょうか?となります。 最初の理解はすべて国語に変換して覚えて行きます。 変な話、文章(話し)を短くするのが記号です。
実際、石川県の高校受験は、文章で考察する問題の比率が全国でも屈指の高さで、問題を正しく理解し、文章で答えるようになっています。つまり、親の時代の詰め込み勉強の感覚では、高校受験さえおぼつかないのが現状です。
ここで実際の石川県立高校の入試問題を
一の位の数が0でない2けたの正の整数Aがあり,
Aの十の位の数と一の位の数を入れかえてできる2けたの整数をBとする。
ただし,Aの十の位の数と一の位の数は異なるものとする。
このとき,A,Bのうち大きい方から小さい方をひいた差を
次の例で調べたところ,9の倍数となった。
[例]85-58=27=9×3
これをもとに,次の(1),(2)に答えなさい。
(1) 上の例以外の数についても,差が9の倍数となることを確かめたい。
例にならって1つ書きなさい。
(2) Aの十の位の数をa,一の位の数をbとして,
A-Bが9の倍数となることを説明しなさい。ただし,a>bとする。
答え
(1) (解答例)73-37=36=9×4 など
(2) 〔説明〕A=10a+b,B=10b+a,より
A-B=(10a+b)-(10b+a)=9a-9b=9(a-b),a-bは整数だから9の倍数となる。
お父さん、お母さん、この問題解けましたか? 問題を正しく理解しないと解けませんよね。
センター試験も同じような傾向になって行きます。
だからこそ、国語を小学生低学年からきちんと勉強しないと、小学4年生の勉強が難しくなる時期に躓いてしまい、そのまま高校受験に支障が出ます。正直言って国語がすべてです。
特に軽度の発達障害や軽度の知的障がいのお子様の場合、親が子供に期待する気持ちはわかりますが、あれもこれもはできるだけやめて、あゆみではまず国語の基礎をきっちりと理解させていきたいと思います。
国語の基礎ができたら、算数を教えて行きますね。
前回( あゆみの療育 VOL.1 国語編 )、本当はこの話しをすべきだったと反省しています。
子供は、みんな宝物探しの天才です。
キッズサポートあゆみは、人生の宝物探しを積極的にお手伝いします。