自閉症や発達障がいの子供の偏食について考えましょう

自閉症スペクトラムや発達障がいの子供によく見られる偏食について考えます。
こどもは、生まれてから徐々に五感を発達させることは、前回のブログでお話ししました。
今回は偏食についてですが、0歳からこどもは、いろんなものをモグモグと口に入れ食べれる、食べられない、酸っぱい、甘い、辛いなどを認識して行きます。
自閉症スペクトラムや発達障がいの子供によく見られる偏食について考えます。
味覚にも感覚鈍感があります。ただし、大きくなるに従いこの症状が治まることが多いようですが、小学校に入っても偏食が続くこともあります。
味覚は五感の一つで、発達鈍感の場合、大人と全く違う味に感じたり、砂を食べているように感じるなど様々な味を感じているようです。
だからこそ、無理に食べさせることで偏食が進む場合がありますので注意してください。
では、偏食の原因と対処法を1つづつ紹介します。
① 自閉症スペクトラムや発達障がいの子どもの特徴は、初めての体験、初めて見るもの、と同様に初めてたべる物への抵抗が大きいために、食べず嫌いで食べないことが多いようです。
対処方法
1. 見た目を美味しそうに工夫する。
2. 子供の好きな食べ物と混ぜて食べさせる。
3. 大人が美味しい美味しいと言いながら先に食べてあげることで、子供の警戒心を解く。
などの工夫をすると偏食の幅が少なくなる場合があります。
② 具材が大きすぎて食べにくく、食べにくさと偏食でますます食に興味がなくなり偏食になる。
対処方法
1. 偏食は小さい時期に多く見受けられます。そこで子供の口の大きさに合うように小さくしてあげると食べやすくなり食が進むこともあります。
本によく紹介されているように子供の顎を鍛える、脳の働きをよくするなどのために、よく噛むように大きめに食材をカットする場合がありますが、味覚に感覚鈍感がある場合、噛むと言うのは苦痛になります。そこで、小さめに調理することが大切です。
③ 何を食べるのか不安がよぎる。特に初めての食材は。
対処方法
1. そこで、食育で子供と一緒にクッキングすると子供が自分の食べ物に興味が湧き、偏食が少なくなるようです。
あゆみでも、食育の一環で、スイートポテト作りをしました。最初は、あんまりスイートポテトを好きじゃないと言っていた子供が、バクバクとスイートポテトを食べ、かつ、お父さん・お母さんに持って帰る。と言って持ち帰りしました。
④ 元から食事に興味がない
対処方法
1. このような場合は、食事を少なめに用意して、食べ残しがないようにしてあげてください。好き嫌いがあったとしても量を少なくしてでも食べ切ったことを褒めてあげることで、食事をすると褒められて嬉しいという状況を作りましょう。
そうすれば、療育の基本中の基本『子供を褒めまくり、やる気にさせる。』ことが出来るようになります。
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