キッズサポートあゆみ(放課後等デイサービス)|金沢市諸江町

キッズサポートあゆみでは、障害を持つお子様を対象に、金沢市で放課後や祝日に放課後等デイサービスを行なっております。

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K-あゆみが、個別支援計画を作ると

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こんにちは、お母さんとお子様の自立案内人 管理者Nです。

お父さん・お母さん、個別支援計画ってしってました?ほとんどの親御さんは知っていると思いますが、あまり知らないという方もいらっしゃると思いますので、どういうものか、だれが作るものなのかなど頭の片隅にでも置いてください。

子供の支援計画は2種類あります。

1. 支援計画書…相談支援専門員が作るもので、親御さんとの話し合いで決めるものです。

 

2. 個別支援計画書…放課後等デイサービスの児童発達支援管理責任者が作成する計画書でこれは相談支援専門員が作る支援計画をもとに相談支援専門員と放デイの児童発達支援管理責任者と親御さんが三者で一人ひとりの支援計画書を作成します。これが個別支援計画書です。

個別支援計画書は最初3ケ月で作成し、次からは6ケ月以内ごとに作成してゆきます。子供の成長が早く、これでも子供にあった計画になっているのか少々の疑問がわくところです。

では、この個別支援計画書はどうやって作るのかというと、それこそ子供に寄り添っている指導員(実際に子供の療育を行っている者)が子供の精神状態、2次障害の具合、何が不足し、どうすればこの子供の為になるのかを真剣に考えて、6ケ月で出来るスモールステップ及び1年以上をかけて取り組む療育を考えて作成します。つまりは、子供の状態を徹底的に観察し、ためになる療育とは何かを考えつくしてやっと出来るものが個別支援計画書です。

しっかりと作成することが療育の始まりとなりますので、もし機会があれば、今通っている放デイさんに、お子様の個別支援計画書を見せてもらい、内容を確認してください。通っている放デイさんの療育姿勢が分かりますよ。すごいと思う場合もあれば、がっかりすることもあるかもしれませんが…。そうすれば、きっと子供に対する考え方・接し方のヒントがあるかもしれません。

キッズサポートあゆみでは、子供ごとに指導員を配置し(その日の指導員は3名程度のお子様を担当します)、個別支援計画書にあった療育を実施ますので、お母様にも何をしているのかが分かり易くなっています。是非一度あゆみの見学会にお越しください。お待ちしております。

子供のできるを増やす!をモットーにキッズサポートあゆみは療育に取り組みます。

2018年08月12日 12:15

k−あゆみ 光とともに・・・ を読んで考える事!

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こんにちは、お母さんとお子様の自立案内人 管理者Nです。

今回は、キッズサポートあゆみも夏休みに突入という事で、お勉強を兼ねて、自閉症の光くんを描いた名著「光とともに・・・」を読んでいます。この漫画は、篠原涼子さんが母親役で熱演して話題になりました。それまでは、自閉症自体あまり知られておらず、母親の躾がなっていないと言われていましたが、このドラマのおかげで自閉症が広く認知され、母親が悪いわけでなく独特の行動も特徴の一つと知られるようになった大きな変換点とも言えます。

この本を、夏休みの自由研究?として読むと、改めてお母さん・お父さんの大変さが分かるとともに、対応方法などとても勉強になります。本当に勉強道具として最高のシリーズです。

例えば、親御さんが社会生活でどのような目にあってきたのか。差別的扱いを感じているのか。など口で表せない苦労がたくさん表現されています。

また、子供のおしっこをどのように教えるのか。子供の言葉の伝達をVOCAという器具で伝える方法・子供のスケジュール管理の方法など特別支援学級での実例がちりばめられています。また、屈託のない行動が可愛くて、愛おしくてたまらなくなります。今では小学校や中学校・図書館どこにでもあります。

この作者の知り合いの子供の実例を本にしただけあって、すごくリアリティのある本に仕上がっています。自閉症のお子様をお持ちで、この本をまだ読んでいないお母さん・お父さん、ぜひ読んでください!ちょっとだけかもしれませんが自分と同じ子供を持つ親御さんたちと心が共感できるように思います。

もし、本を読みたい方は、あゆみにぜひお越しください。全巻取り揃えていますのであゆみカフェでゆっくりと読んでください。

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2018年08月12日 00:22

放課後等デイサービスのベストな療育って何なの?

療育機関 あゆみ

キッズサポートあゆみを開設してから、まだ10日目ですが、楽しく過ごしています。

昨日は、カレーをみんなで作り、班長さんが全工程をしたかったらしく『僕にやらせて~!』泣くわ騒ぐわで大変でした。けど、調理が終わってお食事会が始まれば、ケンカがあったことも忘れたかのように、おいしい、おいしいとまたまた大騒ぎ。こんな楽しい時間を共有できる友達ってホントいい思い出になるんだろうなって思います。これからもいい思い出いっぱい作ってあげたいなって。

友達と遊んでいる姿を見たら、多くの放課後等デイサービスさんが遊び中心であることもちょっと納得しました。子供はやっぱり遊ぶの大好きですからね。

けど、お母さんとの面接では、きちんと療育をしてくれる放デイに通わせたいからという事であゆみを選んでいただけることも事実です。子供にとってのベストとお母さんにとってのベストは違うんですよね。子供はその時が楽しいのがベストだし、大人は、将来を見込み、出来ることを増やしてあげたいというのがベストで最初に来ますので。

この、子供、大人にとってのベストな療育は、存在するのかって手探り状態です。簡単な話、楽しく・効果がある療育、これがベストというほど単純なものでもないですよね。

キッズサポートあゆみの基本は、『 子供の出来るを増やす! 』です。まだまだ模索中ですが、楽しくそして一人ひとりにぴったりな療育ができるように頑張ります。

始めてたったの10日なのに色々と考えさせられる今日この頃です。子供との付き合いは本当に楽しく、難しものです。

 

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2018年08月10日 14:19

K−あゆみが、深刻な2次障害について考える

こんにちは、お母さんとお子様の自立案内人 管理者Nです。

今回は、発達障害と同じくらい怖い2次障害についてです。

今まで多くの相談専門員様・親御さん・他の放デイの方とお話ししてきましたが、発達障害・知的障害・精神障害のお子様が暴言を吐き、暴力を振ると脳に障害を抱えていて、現在の医学では治せないから、しょうがないよね。との話をよく聞きますが、違和感ありませんか?

こんな話を真面目に話す人は要チェックです。ちょっと偏った人の発言です。

事実、あゆみのお子様で少しずつですが怒る、暴言を吐くという症状が少なくなってきた子供がいます。ちょっとだけですがあゆみの工夫をお伝えします。

まずは、ちょっと遠回りになりますが、発達障害の定義を以下、文部科学省のHPから抜粋します。

1. 自閉症の定義       

自閉症とは、3歳位までに現れ、1他人との社会的関係の形成の困難さ、2言葉の発達の遅れ、3興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害であり、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。

2. 高機能自閉症の定義

高機能自閉症とは、3歳位までに現れ、1他人との社会的関係の形成の困難さ、2言葉の発達の遅れ、3興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害である自閉症のうち、知的発達の遅れを伴わないものをいう。
また、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。

3. 学習障害(LD)の定義

学習障害とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである。
 学習障害は、その原因として、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されるが、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接の原因となるものではない。

4. 注意欠陥/多動性障害(ADHD)の定義

ADHDとは、年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、及び/又は衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものである。また、7歳以前に現れ、その状態が継続し、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。

どうですか?

この中に文章の中に暴言を吐く・暴力を振るうという一言がありますか? ありませんよね。

発達障害があるから、暴言を吐く・暴力を振るうのではなく、発達障害の子供は幼い時から、勉強ができない、日常生活の中で出来ない事が多く親や周り人から『なんでそんなこと出来ないんだ。』『ちゃんとしなさい。』など心を傷つける言葉で幼い心が深く傷ついています。

子供は本来、幼い時期に、親からの深い愛情で感情が育まれ、情緒が落ち着くことで自分は親という安全な傘で守られていると安心して成長します。この親からの安心・安全の傘が、周りからの心無い言葉や中傷があっても強く生きる原動力となり、不安や恐怖といったものから自分を守ります。

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しかしながら、障害を持つ子供は、『なんでそんなこと出来ないんだ。』『ちゃんとしなさい。』といった、親や周りからの心無い言葉で、深く傷つき心の中に不安や不満が溜まりにたまっており、不安や恐怖といったものから自分を守れなく、トラウマに触れられた時に、健常者だったら抑えられる怒りや不満な気持ちが溢れだし、自分で衝動性が抑制できないので暴言を吐くか、暴力を振るうのであって、障害の特性で理由もなく手が出るわけではないようです。

つまり、幼い時からの障害への理解と母子との愛着形成(参考:育児ノート)が大きく関わっているのです。つまり2次障害が子供の暴力・暴言の原因の大きな要因の一つなのです。それほど、2次障害は深刻な問題なのです。

管理者Nは、だからこそ母子の愛着形成と障害への理解が大切だといいたいのです。

あゆみでは、お父さん・お母さんと協力し、障害の理解と子供を承認することで暴力・暴言をなくす努力をしています。

 

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2018年08月04日 00:03

アスペルガー症候群の療育方法 ABA療育について

こんにちは、お母さんとお子様の自立案内人 管理者Nです。

 

アスペルガー症候群の療育方法としてSSTは過去に詳しく紹介しましたので、今回は、ABA(エービーエー、Applied Behavior Analysis)を紹介しますね。

簡単に文章で書くのが難しいのですが、出来るだけ簡単に紹介します。

自閉症やADHDのお子様の行動で、お菓子売り場で突然泣き出して、お菓子を買ってしまったなんてことありませんか?それも毎回毎回スーパーで泣き叫んで困るなんてことも。

これは、子供からすると、スーパーで泣き叫べばお菓子を買ってもらえると分かっての行動です。それも、子供にお菓子を買ってあげれば、あげるほど子供は、お菓子をねだってきます。親からするとこの困った行動を正しく理解し、このような行動を起こさないようにするための方法がABAです。

例で説明します。(図1)

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図のように、ある日あゆみちゃんが、スーパーでお菓子を見つけてダダをコネて泣いたらお母さんがお菓子を買ったら、子供にとって泣くことで自分にとってお菓子を買ってもらえるという好ましい状態(好子)になりました。そうすると、やったー!泣いたらお菓子買ってもらえるんだ。これからもお菓子見つけてら泣いちゃおう。となります。だから毎回泣くんですね。これが大人から見たら「駄々をこねる」状況なのです。つまり、大人がこの状況を作っているのです。

じゃあ、どうすればこのような状況を治すのか?

図2

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図2のようにお菓子買って!え~ん!となったら。知らんぷりしてほっておくことで子供は大泣きします。それも今まで以上に。

ここで恥ずかしから買ってあげようとなったら、今まで通りになりますので、とにかく無視です。この時、子供は、「 今まで買ってくれたのになんで~!」と錯乱状態になりますが、この状態で我慢することで子供にとって泣いてもお菓子が買ってもらえない。泣いたらお菓子が買ってもらえるという好子が消えます。(消去)

思考が変わります。泣いてもお菓子が買ってもらえないという嫌な状態(嫌子)が生まれます。子供は、賢くできています。

これで、この泣き落としは消えてゆきます。ただ、最初は、3回我慢したらシール帳にシールをはり、次にお菓子を買ってあげるなどすると、よりスムーズにお子様の変化がみられます。 これは、行動は同じでも結果が違うことで子供を正しい方向に導きます。

結果を変えることで子供の行動パターンを変えましたが、テレビを見たら勉強ができない子供の場合は、すぐ前の状況をテレビを見ないに変更し、勉強に集中させ、テストに合格するという風に結果を変えることもできます。

もっと知りたい方は、お勧めの本を紹介しますのでご覧ください。

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2018年08月02日 13:09

アスペルガー症候群の療育について

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こんにちは、お母さんとお子様の自立案内人 管理者Nです。

今回のブログは、アスペルガー症候群についてです。 アスペルガー症候群は、現在医学的な根本治療策がないのが現状ですが、早期発見早期治療を行えば、SST(ソーシャルスキルトレーニング)やABA(応用行動分析)を行うことでスムーズな社会生活が可能となる場合があります。

あゆみのお子様でもアスペルガー症候群向けに一人一人にあった療育を行っています。一人ひとりの不得意が全く違っている事を踏まえながら療育を行わなくてはいけないことが、放課後等デイサ-ビスにとって本格療育に取り組むことが困難と言われる原因となっています。ホントは、専門知識の不足が第一の理由だといえますが...。

アスペルガー症候群の治療法の前に特徴から。

アスペルガー症候群のお子様は、知的な遅れは見られず、対人関係が苦手で、コミュニケーションをとることが難しいようです。実際に、太っている人にデブと言ったりと、相手の感情を理解せずに、思ったことを口に出すことで、友達から疎まれることになるなど人間関係を築くことが不得意なお子様だといえます。

加えて、予定が突然変更されるとパニックを起こしますので十分な配慮の上変更を伝えましょう。

半面で、こだわりが強く、職人気質であることから、研究者やスポーツ選手として大成功することも多く、褒めて褒めて、褒めまくって、本人の強みを活かす療育を行えば、大成功する可能性を秘めていると言えます。だからこそ、正しい療育を行い、強化子になるような療育を行うことで、子供の成長を促すことが重要なのです。

アスペルガー症候群療育は、大きく分けて3つの療育方法と薬物による治療法が有効だと言われています。

1. ABA(エービーエー、Applied Behavior Analysis)
応用行動分析。広汎性発達障害に対する療育方法の一つ。様々な機関で活用される伝統的な方法の一つですが、これができたらご褒美をあげる。また、同じ行動をしたらご褒美をあげるという方法で、子供の行動を変えてゆくという方法です。様々なシュチエーションで実証されている優れた方法です。講演会・研修会を含め多くの方が採用しています。

2. SST(ソーシャルスキルトレーニング)

対人関係を上手にこなすために、皆で会話形式や絵を使ったトレーニングです。大人になったときに周りとの確執を防ぐスキルといえるかもしれませんね。

過去のSST記事1 過去のSST記事 2

3. TEACCH(ティーチ・Treatment and Education for Autistic and related Communication handicapped Children)

TEACCHプログラムでは、地域の関係者・関係機関が連携を図りながら、生涯にわたって自立支援を行っていきます。その内容は、居住、就労、余暇活動など、多岐にわたります。

なお、TEACCHプログラムは、特定の技法ではなく支援の考え方の枠組みのようなものです。そのため、応用行動分析(ABA)などその他の療育の手法と対立するものではありません。

参考文献:佐々木正美『自閉症児のためのTEACCHハンドブック』(ヒューマンケアブックス)

 

4. 他にも薬物による治療法がありますが、専門的な治療なのでこちらでは掲載に責任を負えませんので割愛します。

ただし、上記1~4の療育方法だけに頼るのは、得策とは言えません。

アスペルガー症候群は、家族や兄弟、学校、放デイ職員との関わり方で大きく改善されると考えられていますので参考にしてください。

1.否定的な言葉を使わないで下さい。まずは子供のすべてを優しく包みこんでください。

まず理解して欲しいのは、アスペルガーのお子様本人も、成長するに従って、他人との違いや関係性で生きづらいと感じており、何度も同じことで怒られる事が分かっているので、本人は落ち込みやすい感情を自己否定の言葉で表現する事があります。

こんな時、多くの親は、否定的な言葉で出来ない理由を考えさせたり、ダメでしょ!と否定的な言葉を子供に言ってしまいます。親の気持ちも分からないではないですが、お子様も苦しんでいる事を理解してあげて是非、すべてを受け入れてあげてください。例えば、『俺は何をしてもダメだ。どうすればいいのか分かんねーよ。』と弱音を吐いたら、こう言ってあげてください。『そっか、ダメなんだね。どうすればいいのか分からないのね。わかるよ。わかる。わかるけど、それでもお母さんあなたの事、だい・だい・だい・だーい好きだよ。いつだってあなたの味方だから。』

これでお子様の心は落ち着き、自尊感情を少しでも傷つけないように配慮できます。一般的にアスペルガーの子供は自尊感情が低く、否定的な言葉に反応しやすい傾向にあると言われていますので出来るだけ否定的な言葉は使わないでください。

2. 自分の言葉を相手がどう感じるのかを丁寧に教えてあげてください。 

相手の気持ちを察することが苦手な凸凹アスペルガーさんは、思った事を口にする特徴があり、相手を怒らせてしまうことが多いようです。先ほどの例のように太った人に『あなたでデブですね。』と言ったりと周りの大人をひやひやさせます。しかしながら、相手の感情を察することが苦手イコール凸凹アスペルガーさんなんだと理解し、なぜ相手が怒ったのか、その時周りの人がどう思ってその言葉を聞いたのかをあいまいな言葉を使わずにしっかり・正しい表現で丁寧に教えてあげてください。

例)『あなたデブですね。』と言ったら、『 あなたが言ったデブという言葉は、すごく人を傷つける言葉なんだよ。これからは人にデブという言葉使わないようにしようね。』と、どの言葉を使ってけないのか。この言葉を言われると、どういう風に相手は感じるのか。を正確にしっかり、正しく、丁寧に教えてあげましょう。そうすることで相手の感情を学び、かつ少しずつ社会のルールを学びます。

伝え方・接し方のひと工夫

凸凹アスペルガーさんは、なんでもかんでも言われた通りに理解します。そこには、ひねりやあいまいさはありません。

お母さんに、『りょうまくん、今日は寄り道せずにまっすぐ帰って来なさいよ。』と言われたときに大惨事が起きます。この小学校、校門を出たら道は左右に分かれています。こうなると道を真っ直ぐに帰ることができなくなり、りょうまくんは、立ちすくむことになります。

他にも、『りょうまくんこのハサミ、そこに置いて』と言ったら、2個あるハサミのうちこのハサミとはどっつちのこと?そこってどこのこと?となります。この時は『りょうまくん、床の青いハサミを、台所の机の上において。』と具体的に分かり易い表現で丁寧に伝えることが必要です。

もう一つは、言葉の表現だけでは伝わりにくいお子様もいますので、保育園・幼稚園から小学校に進学し、キッズサポートあゆみに入園するにあたり、学校の写真をあらかじめ準備し、『あと10日たったらあゆみに入学だね。あゆみに行くとお友達がいっぱいできて楽しみだね。』といった感じであらかじめパニックを起こさないよう、写真や絵を利用し、変化に対応したり自分の意思を伝える手段を用意することも有効です。

次回は、ABA(エービーエー、Applied Behavior Analysis)を簡単に解説します。

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2018年07月24日 22:59

夏休みの放課後等デイサービスはお決まりですか

両親向け応募パンフ

 

キッズサポートあゆみは、8月1日にオープンすることから、まだまだお子様を預かることが可能です。今年の夏は、多くのお子様が放課後等デイサービスに集中することから、週5日の通所が不可能なお子様が多いようです。あゆみはまだまだ通所可能枠がございますのでお気軽にご連絡ください。

担当 西尾・米田

お電話  076-237-2533

2018年07月21日 00:36

よくある質問!受給者証を持っていると子供は障害児なのか?

階段

こんにちは、お母さんとお子様の自立案内人 管理者Nです。

相談支援専門員や学童・公民館の方とお話するとグレーのお子様についてのこんな話がよく話題に出ます。

『 お子さんを見ていると明らかにADHDや自閉症の傾向が強いけど、親に御宅のお子さんにADHD・自閉症の傾向が見られるグレーのお子様かもしれません。なんて言えないよね。』

『そうそう、それにお母さんはなんとなく気がついているけど、お父さんが怖くて母親から放課後等デイサービスに通った方がいいと言えないみたいだね。 』

『それに受給者証を持つことに親が耐えられない。親は認められないんだよね。』

この話、この業界の裏話になりますが本当よくある話です。本当はこんな裏話書かない方がいいと思いますが、しかしあえて書かせてください。みんな勘違いをしているんです。重大なことを。

( 管理者Nは、こんな話は最初から障害を持つ子供に失礼な話なので絶対にのりません。無視してます。けど。こんな話をHPに掲載して気分を害する方がいたらごめんなさい。本当にごめんなさい。)

上記の話を無視しつつも、しつこく言ってくる方がいた場合、管理者N(わたし)は、いつもこう問いかけます。

『 受給者証を持つことは、親が子供を障害者として認めることになるんですか。 』と、よく考えてみましょう。確かに障害者手帳を持っている子供は、受給者証をすぐ取得できます。けど、障害者手帳を持っていない子供でも受給者証を取得できます。この意味を考えてみましょう。問題は本当は違うところにあるんです。

俗に言うグレーの子供は、各市町村自治体が親に対して、御宅の子供は不得意な部分を放課後等デイサービスに通所して、療育を受け、少しでも改善してはいかがですか?という促しているのだと思います。だから、障害者手帳ではなくても療育が受けられるのです。これは障害を持つお子様でも同じ話で、療育を受け、成長を促しましょうと言っているのです。

つまり、放課後等デイサービスの役割は、もともと療育を受けできることを増やす機関なんです。不得意を治す機関なのです。

骨が折れたら病院に行きます。健康手帳を持って。

字を読むことが不得意だったら放課後等デイサービスに行きます。受給者証を持って。どうですか?

原理は全く同じだと思うんです。自分ができないことを他の人に任せてできるようになる。

だから、障害者でなくても障害者であっても受給者証が必要なんです。成長の健康手帳なんだと思います。

話がとりとめなくなりましたが、成長の健康手帳である受給者証を持ってキッズサポートあゆみに来てください。お子様に合った療育をしますので。

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2018年07月18日 21:55

SSTを行うための工夫と教材について

学習能力の向上

こんにちは、お母さんとお子様の自立案内人 管理者Nです。

 前回は、SSTの特徴と療育例(前回を記事を読む方はこちらから)を紹介しました。

今回は、1.どんな教材を利用すればいいのか。

2.SSTを行うためにどんな工夫をすればいいのか。

    などキッズサポートあゆみでの利用例を紹介しますので参考にしてください。

SSTを行う上での教材や指導方法について・・・教材・指導方法は多岐にわたりますが、代表例をいくつか紹介します。

1.寸劇を行う・・・台本作りから指導員・子供が一緒に行います。

劇中では、相手に不快な顔や無視をした場合、相手はこう思うんだよ。という風に自分の意思とは別に、不快な態度が相手を不快にさせる。反対に、笑顔で話す、優しい言葉で返事をすると、相手と仲良くなれる。など他人の気持ちを考えた行動をすることを劇中で演技させます。そうすることで、実際に子供は適切な立ち振る舞いを学ぶことができます。例えば、他害をする子供の場合、指導員が他害を加える立場、子供が手を出される立場になり叩かれた時どう思った?など質問し、行動を自重させるなど。ゆっくりと理解させます。

2.ゲーム・・・前回説明したように、ゲームは、勝ち負けなどを経験することで、子供の感情を大きく揺さぶります。凸凹さんは特にこだわりが大きく勝ち負けにこだわる子供が多いようです。ゲームの効用として1.ルールを守る 2.勝つ事もあれば負ける事もある。勝敗にこだわらない。3.みんなで仲良くゲームをする。これらの経験で、子供の時代に学ぶべき多くの課題に取り組めます。 オススメ教材は、『特別支援教育をサポートするソーシャルスキルトレーニング実践教材集』です。療育授業の具体的方法が満載でCDに教材が多数掲載掲載されておりテキストも出力可能です。この値段でこの内容はすごいです。

SST ナツメ社 2,800円(税別)

 

3.クッキングや工作・・・凸凹さんは、クッキングや工作などの創作活動が大好きで楽しいことが大好きです。カレー作りでは、野菜を切る人、炒める人、ご飯を炊く人、後片付けをする人など役割を決め、順番待ちをするなど色々なことを学べます。

カレーマン

4.カード・絵カード・ワークシートなど・・・ワークシートを用いた療育は、場面場面で様々な問いかけがあり、子供が質問に答えて先生と答えを確認します。

キッズサポートあゆみで利用している絵カードは、食事やトイレなどでどう行動して欲しいのかを絵と文字で書いてあるカードで、子供に行動を促しやすくなっています。子供も毎日カードを見ることでシュチエーションにあった行動を行えるようになります。

食事トイレ

他にも、紙に絵が書いてあるが言葉がひとつも書いてないものなどもあり、どのような場面設定でどんな会話をしているのかや、

太った女の子に太ってるねと言ったら、なぜ彼女は傷つくのかなど様々なシーンの対処法を考えるようになっています。

これらが代表的なSSTの療育方法です。

他にも様々なSSTはありますが全て紹介することはできないのであとは子供にあった方法をお探しください。

最後に、凸凹を抱える子供は、小さな時から環境の変化に弱かったり、2つのことが同時にできなかったりと、親や周囲の大人から「なんでこんなに簡単なことができないの」などの言葉を受け続けることによって、『自分は何にも出来ない。』という劣等感を持って生活している場合が多く見受けられます。これを2次障害と言い、大人が作る障害とも呼ばれています。

お母さん、子供ができなくても責めないでください。キッズサポートあゆみと一緒にできることを増やしてあげてください。「自分はできない」から、「自分は工夫をすればできるんだ」と自信をもたせてあげて自己肯定感の強い子供を育てましょう。そうすれば子供はどんどん成長します。

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明日は、放課後等デイサービスに来る子供は障害児なのか?についてのお話です。お楽しみに!

2018年07月17日 17:43

知ってる?放デイの療育内容VOL.1 SST

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こんにちは、お母さんとお子様の自立案内人 管理者Nです。

言葉では聞いたことがあるけど、実際の内容がわからないのが障害者向け療育の世界です。それもそのはず、子供一人ひとりで症状も違い、勧められる療育内容も違います。勉強方法を教えてくれるところもあまりありませんよね。

そこで、今日は、療育の種類と内容の話を簡単に説明します。専門分野の方が読んだら物足りないかもしれませんが、お母さんが知っておきたいお話を中心にお伝えします。

今回は、SST(ソーシャルスキルトレーニング)についてのお話です。

発達障害の子供は、人との関わりが上手に出来ず、周りの人と衝突を起こすことが多くあります。例えば、トランポリンの順番が守れない、ゲームの順番が守れずゲームの勝敗で感情の起伏が大きく出て人を傷つける言葉を言ってしまう。など人との軋轢を生みます。

健常者の子供であれば遊び相手や先生らの雰囲気や言葉の強弱でこんなことをしてはいけない。ああすべきだった。次回から気をつけようとなりますが、これが不得手なのが発達障害の子供の特徴です。

そこで、子供の集団や家族、教室などの集団の中でこのような事を何回も何回も注意されないようにして、生きやすくするためのトレーニングがSSTで、前述の症状等に有効だと言われています。

SSTの実際の指導は、子供と目標を共有し、それを克服してゆくステップとなります。

例えば、キッズサポートあゆみの児発管の実例をひとつ紹介します。

SSTにチャレンジ中のAくんは、自分の大好きなゲームをしています。大好きなゲームをすると勝ちにこだわる傾向が強く、友達と遊んで負けると大声を出して泣いてしまいます。

児発管は、Aくんに「なんで泣いちゃうの?先生に聞かせて。』と聞きます。

Aくん「ゲームに負けたら嫌だもん。嫌だったら、イヤだ〜!」Aくんはゲーム負けることがイヤでイヤでしょうがないのです。

そこで児発管は、Aくんと「ゲームに負けても泣かない。友達と仲良くゲームができるようにしようね。」と目標を決めます。

約束が決まったら、児発管は SSTの工程を考えます。

1.勝つ事もあれば負ける事もある。まずは先生とゲームで勝負し、負ける事もあるんだよ。という事をAくんに納得させます。この時、Aくんがゲームなんて大キライ!とならないように、Aくんも勝つ事があるように配慮します。ゲームに負ける事があるけど何回もやり続けることで勝ち負けだけにこだわらないように指導します。

2. 先生は負けても悔しいとは言わず、負けても『ゲームって楽しいね。』と伝え、先生は負けてもニコニコしている。そっか!負けることは悔しいことじゃないんだ。と認識させます。この指導を子供が納得するまで続けることで、ゲームは勝ち負けだけにこだわらない。楽しいものだと知り。その結果、友達と仲良くゲームをするようになり、自分の感情を抑えることを学びます。

このように、先生は、子供の成長を観察し少しずつ少しずつステップを上がって行きます。よく聞くスモールステップです。

キッズサポートあゆみは、日常の生活から、子供の凸凹を観察し、お母さんと相談しながらトレーニングの課題を見つけて克服して行きます。

言葉にすると簡単ですが、凸凹さんは、一つの課題を克服するだけでも大変ですので、放課後デイでも療育をしますが、ご家庭でも課題を決めてSSTをするのもいいと思います。

子供のできるを増やす!をモットーにキッズサポートあゆみは療育に取り組みます。

明日は、SSTに良い教材や工夫をおしらせします。 次回の記事はこちらから

2018年07月15日 23:42

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石川県金沢市諸江町
中丁293-3
星座の森 1F

076-237-2533
営業時間 10:00~19:00
土日定休

サービス提供時間:
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