こんにちは、お母さんとお子様の自立案内人 管理者西尾です。
まずは多くの親から出る自立について考えてみましょう。
多くの親御さんの心配事はこの1点に集約されます。
『 自分たち亡き後の、この子の事が心配です。自立して生活ができるようになってほしい。』
将来子供たちが自立して生きて行けるか心配。自立できるように子育てをしなくちゃいけないと思っています。あゆみの療育で自立して生きて行けるようにお手伝いしてください。というお言葉が多いです。
では、自立できるとはどういう人を指しますか?
簡単に言えば、自分で稼ぎ、家族を持って、生活に困らない人を一般的に自立して生活している人というのではないでしょうか。
そのためには、障がいを持つ子供たちに何を教えて行けばいいのでしょうか?
自立した人を育てるには、ただただ大人の考えるいい子を育てるだけではダメなのです。
今でこそ私は、いい子とは、自分の意思で生きて行ける強い心を持ち、少々自分の我がままを言える人間であると考えていますが、
自分の子育て時には、子供には勉強ができるようになって欲しい。親である自分にとって扱いやすく、人前でいい子でいてくれる子供だと思っていました。
いま、多くの親と話す機会が増え、子供に何を期待しているのかを聞いてみると、昔の自分と同じ思いの親が多いと思く見受けられます。
しかしながら、子供の自立という事を考えれば、親元から早く離れて一人暮らしをしたい、親の時代の常識と今子供が置かれている常識の違いを感じ、新しい常識で生きるために古い常識の親に反発する。などの行動は、本当は正しいのではないでしょうか。結論から言えば、扱いにくい子どもぐらいがちょうどいいんです。
例えばPCがない時代の子供と(お父さん・お母さんのことです)と
生まれてからPC・インターネット・携帯に囲まれている子供と、感覚・常識が違うのは当たり前で、子供に親の常識を押し付けるのは間違いです。だって、お父さんは会社でPC・携帯を使うのに四苦八苦しているのに、
家の中で 仕事の必須アイテムであるPC・携帯で遊ぶな!なんてオカシイでしょう!
本当だったら、
もっともっとPC使って、世界に情報発信できるくらいになれ、というのが正解です。
もっと言えば、自分でプログラミングしてゲームと作って世界中に売りまくれ!ぐらい言わないと時代において行かれるんです。
これからの時代これぐらいがちょうどいい時代なんです。
AIで、仕事がどんどん奪われてゆくこの世の中、自立するためには、何がいいのかなんて誰にも想像できません。
学校で一番勉強できることが必ずしも正しい訳でないのです。
わかりますか?
実際のとこ、子供と親は、生きている時代認識が違うから、分かり合うことはできません。私だってわかりません。だからこそ、子供に自分の考えを押し付けることはもうやめましょう。
そこを理解し、子供の自立を促すために、子供を一人の人間として扱い、自分で全てを決定させる癖をつけさせ、その上でやりたいことを尊重してあげる。
そして、その道で子供が、生きて行く手伝いをすることが、親の仕事です。
キッズサポートあゆみでは、多くの場面で子供にこう聞きます。
『 Aさんは、どうしたいの?公園行きたいの?行きたくないの? あなたが決めればいいよ。』と。
この質問を投げかけた時、今まで親や人の意見に流されてきた子供は、『 え〜、わからない。先生決めて。』 といってきますが、
『 行く、行かないは、自分で決めて。』と何事も自分で決めさせて行くと、徐々に自分でいろんな事を決めることができるようになり、自分からあれをしたい、これをしたいと意見を言えるようになります。
自立の始まりですね。そして、この自分の意見を言ってもいいんだ、自分で行動を決めてもいいんだと思えるようにすることは、最終目標の親からの自立には、必要なことです。他にも自立には、様々なプロセスが必要ですが、
まずは、あゆみの基本方針の一部を紹介させていただきました。
子供のできるを増やす!をモットーにキッズサポートあゆみは療育に取り組みます。
2018年08月27日 11:10