キッズサポートあゆみ(放課後等デイサービス)|金沢市諸江町

キッズサポートあゆみでは、障害を持つお子様を対象に、金沢市で放課後や祝日に放課後等デイサービスを行なっております。

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あゆみの療育 vol.10 私の仲間を探しましょう

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今回の療育では、自分の背中の動物と友達の背中の動物をヒントから導きだし、

動物同士の仲間を探し出します。

 

まずは、自分の背中の動物が何か知るために、友達からヒントをもらって動物を想像し、答えを導きだします。

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私の背中の動物がカバだとすると「能登島水族館で見たことがある。」「すっごく大きな動物。」「歩いてたよ。」 「泳いでるの見たことある」「歯磨きしてたよ。」ヒントはこんな感じで、とりとめなくすごいことになりますが、ここから自分の動物を導きだします。 「私の背中の動物は、カバです。」

 

友達も同様に他の人からのヒントで自分の背中の絵を導きだします。

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やっとわかったよー!

 

 

自分を含め、すべてのお友達は、自分の背中の絵は何かを知ってもらいます。

 

その次に、自分の背中の絵と同じ仲間・グループを探します。

仲間の範囲をどうのように設定するかは子供たち次第です。

自分は、カバで、キリンは仲間だってOK。 4本足で歩く仲間。 ピンポンです。

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どんな答えも子供が導引きだした答えはOKです。

 

子供は大人と違って発想が無限大です。絶対に、ブーと否定しないでください。

 

楽しく遊んだ後は、良くできたねスタンプで子供を思いっきり褒めます。

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あゆみの療育は、褒めて、ほめて、ホメまくるが基本です。

 

 

この療育は

1. 友達に自分の言葉で情報を伝える。 

2. 答えを出せるようにヒントを出す。この時友達がどうやったら答えが出せるかを想像して、

  相手の立場になって考えることを学ぶ。

3. 自分の背中の動物は何かを想像する。いろいろな情報を統合して答えを考え出す。

4. 自分の背中の動物を覚えておく(ワーキングメモリー)

5. 自分の動物と友達の動物の共通点を探すことで、想像力をたくましくする。

 

簡単な療育の中にもいろんな要素が含まれているのが面白いところです。

 

キッズサポートあゆみでは、楽しいトレーニングを行っています。

興味のある方はお気軽にお電話ください。 見学だけでも大・ダイ・だい歓迎です。

電話 担当 西尾・米田

電話番号(076-237-2533

 

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2018年10月16日 16:47

ちゃんと歩けない・箸が使えない。感覚統合のせいかも?

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今回は、感覚統合についてです。言葉は聞いたことがあるけど、どんな症状が出るの?その対応策は?

など具体的に説明しますね。ちょっと長くなりますがお付き合いください。

 

感覚統合とは、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚、の五感から情報を入手して、脳の中でそれらの情報を統合(組み合わせる)することで、人間は身体を動かしています。

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五感が発達していく速度が、人より極端に遅い、または五感の中のある感覚が鈍かったりすることが「鈍感」、人より特定の感覚が過剰に反応するのが感覚過敏です。

例えば、感覚統合が正確に出来ている人は、視覚でそこに階段の段差があると認識し、足を上げて触覚で足が階段についたと認識し、もう片方の足を上げて階段を登ります。

感覚統合が遅れると、ふらふらと歩きよくつまずきます。

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こんな風に感覚統合が遅れると日常生活に支障が出ます。

 

イメージしやすいのは、アメトークの運動神経悪い芸人! 

よく芸人さんが言ってますよね。水泳で、手足動かしながら息するの難しい、2つのこと一緒にするの難しいって。まさにこのことです。

 

それでは、本題です。

 

お母さんがお困りの事例が実は感覚統合に問題があるなんて知らなかったと発見があるかもしれませんよ。

 

1. ふらふら歩く・・・幼年期の感覚統合の問題としては、ふらふら歩く・両足ジャンプができない、ということもあります。小学校入学後も見受けられる子供もいます。

感覚統合が発達途上だと、ふらふら歩いたり・ジャンプが出来ないなどが見受けられます。

また、両足ジャンプが出来ないという、ことも多く見受けられます。 この2つは感覚統合の2つ以上の感覚を同時に働かせることが難しい子供には意外と難しいく感覚統合に問題がある子供に多く見受けられます。

ふらふら歩く子供には、親がちょと歩きにくい場所を一緒に歩いて上げて訓練し、徐々に難度を上げて行くトレーニングが有効です。

 

両足ジャンプができない子供には、トランポリンで飛ぶことが有効です。

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2. 幼稚園・保育園の時期になると、箸が上手に使えない、ドーンと物を置く、お茶や飲み物をこぼしてしまう、という事が現れます。
 

箸を上手に使うためには箸とご飯・おかずの距離を視覚で把握し、手の触覚でご飯等を掴むという2つの感覚で箸を操作します。この2つの感覚を同時に働かせる事が難しく、不器用となって出てきます。

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物を上手に操作するためには、自分の持っているものについて、視覚で距離を把握しながら、触覚とのやりとりで物を操作します。感覚統合がうまくいっていないお子さんは、不器用さとなって現れます。

 

これらの操作に基づく感覚統合の改善は、ゆっくり時間をかけて行うことが大切です。毎日のトレーニングを重視してください。必ずできるようになります。(そう思いましょう。)

 

 

3. 小学校入学後に現れる感覚鈍感での困りごとは、

 

ジーと座ってられない・・・姿勢を保つために、体幹トレーニングが有効で、トランポリンが有効です。また姿勢保持のために、正しい姿勢の練習をしていったり、身体を支えるためのクッション( ⬅︎ こんなんクッションがあること勉強するまで知りませんでした参考にしてください)などを活用すると有効でしょう。

 

文字や数字がノートのマスの中に上手にかけない・・・ノートのマスの中に上手に書けないのは、視覚の罫線の大きさと、自分の手を動かしている触覚という感覚が統合されずに、マス内に字が入らないのです。

 

そこで、知的障がいや学習障がい・書字障がいの子供で活用される方法で、感覚統合のお子様にも非常に有効な方法を紹介します。

 

簡単な方法で、大きなマスのノートを買ってきて上手にマスの中に入ったら、徐々にマスを小さなものにして行く。これを焦らさずに丁寧に書く練習を積み重ねて行けばマスの中に上手に文字が書けるようになります。

 

プールで上手に泳げない・・・さあ出てきましたよアメトークの運動神経悪い芸人!さっきも言いましたがよく芸人さんが言ってますよね。『 水泳で手足動かしながら息するの難しいよー!2つのこと一緒にするの難しいって。』

反対で考えると、五感をフルに動かす水泳は感覚統合を鍛えるのに素晴らしと言われているので、子供に水泳をさせるのもいいかもしれませんね。

 

お父さん・お母さんが何故うちの子はこんな簡単なことができないんだろう。とのお悩みの多くは感覚統合の問題だとわかっていただけましたか。感覚統合の問題であれば多くの場合、トレーニングで完全されますので、地道なトレーニングをお勧めします。あせっちゃダメですよ。

 

キッズサポートあゆみでは、これら感覚統合向けトレーニングも行っています。

興味のある方はお気軽にお電話ください。 見学だけでも大・ダイ・だい歓迎です。

電話 担当 西尾・米田

電話番号(076-237-2533

 

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2018年10月15日 19:36

あゆみの療育 VOL.9 どこ見てる!わかるかなぁ?

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今日は、しっかり人や物を見る訓練です。

 

意外と出来ていない子供が多いようで、この子供と特徴は、注意力が低い、他人に興味が無いなどの子供向きのトレーニングです。

 

学校で、学習する上で大切な事で、幼児や小学性低学年のうちに身に付けたいスキルですね。

 

教室では、先生が最低2名必要です。先生1が司会者 先生2が子供が席に座れるように指導します。

 

1. 先生が 「 今から動物の絵を見せます。これは何ですか? うさぎさんです。うさぎさんのポーズをしましょう。頭の上でうさぎさんのポーズ。 これはゾウさんです。ゾウさんのポーズをしましょう。手で鼻のポーズをしてください。 これは、ヘビさんです。 これはおさるさんです。」と動物のポーズを子供とすることで子供の注意を絵に向けます。動物の絵を4つくらい壁に貼ります。

今回は初めてなので3枚貼りました。

 

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2. 今から先生が、「 ホワイトボードに貼った動物をじぃーと見ますので、何を見てるか当ててくださーい。」と言います。

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3. 分かった人は前に出てきて絵を指差して、その動物のポーズをしてください。

 

4. じゃあ、動物さんの絵を見ますよ! と言って絵を見ます。  先生 「分かった人」 子供「はーい!」

 

 

5. 先生「前に出てきてください。どの動物ですか? 指さししてからポーズをしてね。」

 

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6.  正解なら思いっきり褒めてあげましょう。

 

7. このやりとりの間も椅子周りの先生がお座りをしている子供を褒めてあげましょう。それと同時に全ての子供が答えられるように配慮してください。

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褒めてほめて褒めまくる!があゆみの療育!

 

楽しい中で日常生活トレーニングを行うことで、様々な療育を行います。

 

 

 

>まずは、あゆみの療育にちょっとでも興味のある方は、療育のプロであるキッズサポートあゆみにご相談ください。なんでも相談にのりますよ。

 

おかげさまで、来年度の新入学生のお母さんからの相談も増えてきました。

お気軽にお電話ください。 見学だけでも大・ダイ・だい歓迎です。

電話 担当 西尾

電話番号(076-237-2533

 

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2018年10月12日 14:35

あゆみの利用者の声ページ新設しました。

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この度、キッズサポートあゆみのHPのサイドメニューに利用者の声ページ新設しました。

 

キッズサポートあゆみのアイドルNちゃんママから嬉しい投稿をいただきました。

あゆみを検討中のお父さん・お母さん、よろしければ参考にしてください。

あゆみの療育の一端でも感じて頂ければ幸いです。

Nちゃんママの嬉しい投稿はこちらからどうぞ

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2018年10月10日 23:57

あゆみの休日の過ごし方

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今日は、祝日ということで子供は3人と少ないですが、朝からスイートポテト作りと昼食をはさみ風船バレーで楽しんでいます。

まずは、スイートポテト作りの準備です。

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さつまいもの皮をむいて

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結果、こうなる予定です

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が、こうなりました。

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形はどうあれ、美味しくいただきました。

 

次は、風船バレーです。

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みんなで大盛り上がり。

楽しく遊びましたが、先生は息切れまで遊び、ハーハー😩言ってました。

休日は、のんびりしていて子供もノビノビしています。

 

まずは、あゆみの療育にちょっとでも興味のある方は、療育のプロであるキッズサポートあゆみにご相談ください。なんでも相談にのりますよ。

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2018年10月08日 14:24

療育 VOL.8 バランスボールとトランポリンでストレス発散

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今回は、バランスボールとトランポリンで大人もこどももストレス発散、編です。

 

自宅でも簡単にできる運動を中心に紹介します。

 

1. バランスボールを使った運動を紹介します。

子供が使用するバランスボールは55cmのサイズがオススメで、身長160cm位までなら使用するにはぴったりのサイズです。

目安は1500円くらいですのでお気軽に買ってみてください。

 

この日は運動神経抜群のS君の体操風景です。

 

ボール体当たり

まずは、指導員がバランスボールを持ってくだい。子供は、そのバランスボールに体当たりします。

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この時、手で胸をカバーした姿勢で体当たりします。最初は、ゆっくり優しく体当たりしてください。

思った以上に、跳ね返りがきつく、思いっきりぶつかると反動で倒れてしまう恐れがあります。

最初は10回を目安にぶつかりましょう。慣れてきたら20回くらいでも良いかもしれません。

お子様の特性を見て判断してください。

子供は思いっきりぶつかるなど、日頃できない思いっきり力を込めてぶつかる運動で、まずはストレス発散になります。

なかなか、みんな楽しそうに運動しています。

それと、発達障がいの子供に多い自分の体の距離感が図れない子供がどの程度の距離で体と物がぶつかるのかなどを知ることができるようになります。

発達障がいの子供は、後ろに手をまわすと目に見えない範囲にある手や足がどうなっているのかを認識できないなどの症状があります。

だから、手を振り回すとそこらじゅうにぶつけたり、そこらじゅうに躓いたりと怪我が多いのです。

 

ボール蹴り

次は指導員が、バランスボールを低い位置に持ちます。そして、子供がボールを蹴る体操です。

つま先で蹴ると突き指、骨折の原因になりますので足の甲で蹴るようにしてください。

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ボールを蹴る体操は、体の軸を保たないと綺麗なフォームでけれないことから体幹を鍛えるトレーニングにもなります。

写真は、実際の体操中に撮ったので蹴った瞬間が写っていません。スミマセン。

私も極真空手を大学時代にしていたので、キックをすると、体の柔軟性と体幹、足を持ち上げる際に使う足の筋肉など下半身を鍛えるには最高の運動になることは体感しています。

 

次は、

2. トランポリンを使った体操です。

トランポリン運動の良いところを紹介します。

まず、発達障がいの子供は、トランポリンをジャンプする時の感覚を非常に好みます。

運動はあまり好きではないけど、トランポリンは好きという子供が多いので積極的に参加してくれます。

 

また、トランポリンの運動は、まっすぐにジャンプしないと、上手に跳ぶことができないので、姿勢が良くなるのに有効な運動です。

 

また、ジャンプのときにリズム良く手を叩くなどすると、ジャンプのタイミング通りに手を叩くので、自然とリズムを刻む練習になり、運動神経とリズム感の向上に役立ちます。

 

両足飛び

 

まっすぐな姿勢でトランポリンの上に立ち徐々に大きく飛びます。

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両足とびができるようになったら、次は片足とびをします。

両足とびの時、手を叩きながらジャンプすることで、リズム感も養われます。

 

片足とびの時は、両足とびの時とは比べものにならないほどの不安定感となるので、体幹を鍛えることができます。

片足とびができるようになったら棒を持ち(傘を持っています。すみません)片足とびをしてみましょう。

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片足とびに比べ手が自由にならないことからバランスを保つことが難しくなります。これも、体幹トレーニングとなり同時に下半身強化につながります。

 

まだまだ、トレー二ングをしていますが、また紹介して行きます。

 

まずは、あゆみの療育にちょっとでも興味のある方は、療育のプロであるキッズサポートあゆみにご相談ください。なんでも相談にのりますよ。

おかげさまで、来年度の新入学生のお母さんからの相談も増えてきました。

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電話 担当 西尾

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2018年10月04日 16:55

あゆみで使用している発語グッズを紹介します

訓練中

療育の依頼の中で意外と多いのが発語のトレーニングです。

お医者さんや言語聴覚士ではないので、医学的な作業はできないものの、発語のためのお手伝いはたくさんできます。

例えば、発語ができない理由は、子供によって違います。専門書を読むと、発語に必要な要素の中には、子供からお話したいと思える楽しい生活を演出したり、絵本を毎日読み聞かせして語彙を増やすなど様々な工夫があるようです。

 

あゆみの子供の中にも発語はできないけど、『あー。うー。」など一生懸命に言葉を話そうとしている子供がいます。

この子は、大人の言葉をいっぱい理解しているけど言葉が出ない症状です。

この子は、簡単な手話も習得しているので言葉にできない時は手話で意志を伝えてきます。

けど、やっぱり話ができるようになってほしいと考え、参考書を手元に置いて勉強・勉強・また勉強すると、話したい意志を持つ子供で、且つ周囲の言葉を理解できている子供は、「あー。うー。」が言えれば根気よく口の動かし方を習得すれば発語に近づく子どもが多いということです。

そこで、またまたお勉強タイム。

ある専門家から教えてもらったのが

「 遊びながら学ぶ 発音・発声、言葉の指導 簡単手作り教材20 」という本です。

発音の本

 

専門家から教えていただいたのは、言葉を発するための訓練をすれば言葉は出やすくなる。

教えていただいたこの本は、お口周りの筋肉の強化・息の強化などを通じ発語を促すというものです。

キッズサポートあゆみでは、この本にある手作り教材をあゆみの療育時間に1ヶ月に渡り使用し、訓練を行っています。

療育センターや言語聴覚士の訓練を受けることも重要だと思います、あゆみはその療育に加えて毎日できる訓練を重視しています。

スポーツと同じように訓練を重ねれば発語が近づくということなので、あゆみでは、施設で使用していた教材をお家の方に提供しますので出来たらお家であゆみと同様に活用してください。

 

作るところから一緒に進めるので子供もノリノリで訓練に取り組めます。

 

道具製作

 

使用方法は、あゆみで教えておくので子どもがする通りにさせてあげてください。

構造はすごく簡単なので親御さんも見たらすぐに使用方法が分かると思います。

訓練中

 

キッズサポートあゆみでは、入学前に事前にしておきたい事、普段の生活での困りごとなんでも相談にのりますのでどうぞお気軽にお電話ください。

 

まずは、このような事例にちょっとでも当てはまる方は、療育のプロであるキッズサポートあゆみにご相談ください。なんでも相談にのりますよ。

おかげさまで、来年度の新入学生のお母さんからの相談も増えてきました。

お気軽にお電話ください。 見学だけでも大・ダイ・だい歓迎です。

電話 担当 西尾・米田

電話番号(076-237-2533

 

 

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2018年10月03日 09:53

発達障がいは不登校の原因に。現実の対処方法。学習障がい編

学習能力の向上

前々回は自閉症編前回はADHD編で子供が、通常の生活の中でも不登校になるリスクがある現実をおしらせしましたが、今回は学習障がいの子供が、不登校になるリスクを紹介します。

先に言っておくと、発達障がいの子供の不登校は、【 子供のできない 】 を周囲の人がカバーできていないのが不登校の最大の要因で、自閉症であれば環境整備・ADHDであれば不注意・勉強の遅れなどをバカにしないなど、子供が自信を持って学校生活を送れる環境を作ってあげれば不登校リスクはかなり防げます。学習障がいも同じですが。

 

学習障害(LD)は、全般的な知的発達に遅れはないものの、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する又は推論する」などの能力のうち、特定の能力の習得と使用に著しい困難がみられる状態を指します。知的にある程度問題なく生活できるので発見しにくい症状とも言えます。

学習障害は以下のように分類されています。

 

 

読字障害

読むことが困難なタイプです。識字障がいを有する方には、以下のような特性がみられます。

1. 文字を見てその通りその文字が表す音を一致させるのが難しい (「あ」という文字を「あ」と発音できない)

2. 音読しながら言葉の意味の理解が同時にできない

3. 読みや飛ばしが多い

4. 読み書きに時間がかかる  など

 

書字表出障害

書くことが困難なタイプ。文字はその通り読めるが、書くことができないという場合には、書字表出障害に分類され、以下のような特性がみられます。

1. 文字の左右が反対になる

2. 誤字脱字が多い

3. 文字が大小バラバラ。ノートの罫線に沿って書けない など

 

算数障害

数字・数式が困難なタイプです。算数障害を有する方には、以下のような特性がみられます。

1. 1、2、3といった基本的な数字や計算式を認識することが難しい

2. 数字を揃えて書くことが苦手  など

 

学習障がいの子供が不登校になる要因

1. 勉強の成績が下がり、「自分はできない」と劣等感を持ち、自尊心を持てなくなる
2. 一生懸命がんばっても報われない経験をたくさんしたことにより、無気力になる などがあります。

不登校の理由は、自尊心の欠如や自信の喪失が大きなウェイトを占めています。

先の自閉症・ADHDもそうでしたが結局のところ、周りの子供・大人からといった発達障がいの特性を知らない人からの暴言・失笑が不登校の一番の原因と言えるのではないでしょうか。 

これ、全部周りの人が気をつけて接することで解決できますね。2次障がいから子供を守れば、不登校リスクは格段に減りますね。

勉強が不得意なお子様に 『 ちゃんと勉強すればできるはずよ。あなたは賢いのだから。 』

言ってはダメですよ。 

 

それに、7歳8歳になれば病院でも診断してくれるので、気になる方は病院へ。

 

学習障がいの特性を理解し、大人がすべきことは、

 

まず、大人が知っておかなければならないことは、学習障害は、根本的な治療はなく、先ほど書いた「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する又は推論する」など症状にあわせた理解と支援が重視されます。

 

識字障害の子供は、教室で教科書が読めないなど、勉強に差し支えを生じることがあります。そこで、子供の障害状況先生や学校に提示し、教科書を読むことだけが勉強でなく、PCを使用した音声利用の勉強方法を進めていくことなどが重要です。

 

文字は読めるが書けないという書字表出障害の子どもは、文字の書き順をよく間違えます。

周囲の人は、「書き順なんかどうでもいい。読めれば問題ない」という気持ちで接してください。読めるレベルなら褒めてあげることが大切です。

漢字テストやひらがな・カタカナなどのテストの結果はあまり気になさらずに。読めればいいんです。

 

それと、学習障がいは、特定の部分(読み・書き・計算など)の障がいなので、できないことは障害者用のグッズでカバーしましょう。

 

 

そうしないとますます勉強嫌いになり、不登校リスク高まりますよ。

 

不登校になる原因が分かったと思いますので、これらに注意すれば、自然発生的な不登校・2次障害を伴う不登校の防止になります。

 

キッズサポートあゆみでは、入学前に事前にしておきたい事など、相談にのりますのでどうぞお気軽にお電話ください。

 

まずは、このような事例にちょっとでも当てはまる方は、療育のプロであるキッズサポートあゆみにご相談ください。なんでも相談にのりますよ。

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2018年10月02日 22:01

発達障がいは不登校の原因に。現実の対処方法。ADHD編

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前回は、発達障がいであるというだけで、お子さんが不登校になるリスクを抱えているという事をお知らせしました。

なぜ、発達障がいの子供の不登校リスクが高いのかは前回の記事をごらんください。

ではADHDの子供の事例です。

 

ADHDとは、不注意、および衝動性・多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学力に支障をきたすものと定義されています。

私も実はこの気があるように思います。私の実例と合わせて症状を紹介します。

学校生活では、

1. 授業中に落ち着いて座っていられない、立ち歩く子供がいますよね。⇦昔は、先生が怖くて立ち歩きはしませんでしたが、小学生1年生から中学3年生まで一度も席替えがなく先生の前という特等席が用意されていました。

2. 忘れ物が多い、実は私もそうでした。忘れ物大王と呼ばれるくらいひどかったです。1限から6限まで全ての授業で忘れ物して先生にほっぺたをチミチミされていました。それも結構な頻度で。

3. 聞いたことをすぐ忘れてしまう。なぜだか聞いてすぐに先生の言った事や、やらなきゃいけない事を忘れてしまい先生にこれまた怒られていました。そういえば、漢字が全く覚えられず母親に俺は本当に漢字が覚えられないしもう勉強なんてしたくない。お兄ちゃんは頭がいいのに何で俺は覚えられんげんて。(金沢弁です)と母親にいっつも八つ当たりしてました。

 

 

次に、ADHDのお子さんが不登校になる原因

1. 不注意や落ち着きがないことを友達から馬鹿にされたり、笑われたりして、次第に自己否定が進むことにより学校に行きづらくなる。


2. 勉強もできない、忘れ物も多いなど嫌な体験をたくさんし、俺、私は何でこんな事が出来ないんだろうという自己否定が始まり、これが二次障害として子供に大きくのしかかり不登校になる


などがあります。

 

ADHDの特徴。思い出せば当てはまることばかり、

友達には

何でこんなに忘れ物するの?

今言ってたじゃん。聞いてなかったの?

などいつもバカにされていました。

正直、小学校・中学校の成績は当時の45人クラスのビリから五番以内をずっとキープしている、ヤバイ子供でした。 ちょっとしたケンカもしたりして。

この頃の私は劣等感の塊で、勉強したいけど、してもダメなのもわかってるから勉強をしたくなくなる。という人生最悪の時期でした。 実は、今でも夢で勉強できない、漢字を覚えられないと母親にあたっている夢を見ます。分かってもらえないと思いますが勉強したくても頭に全く入らないんです。

 

そんな私が、徐々に変わりだしたのが、中学3年生の夏前から。

これといった転機があった訳でなく、徐々に落ち着くようになりました。

本当に何があった訳でもなく、ただ落ち着くようになりました。

今なら、ADHDは、中学生くらいになればほとんどのお子様は、落ち着き出し勉強にも取り組めるようになりますよと、お母さんに言ってあげられますが、その頃は誰もそんな知識がないので、このままこの子は高校も行けないんじゃないかと母親は相当悩んでたらしいです。

ただ、私にとって幸いだったのが小学4年生からずっとやってたサッカーだけは自信があったことです。

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当時の私の中学のサッカー部はとても強く北信越大会で優勝し、全国大会に出場するなど全国的にも少しは名の売れた中学で、北信越では、本当に敵なし状況でした。

そんなサッカー部でレギュラーではなかったのですが、それでも金沢市のサッカー部門の優秀選手賞をいただけるほどサッカーに夢中になれたおかげで、高校受験が始まる3年生の夏休みには集中力はバッチリ・けど勉強は全くダメという状態にまで持って行けました。

なんでも好きなことをしている時はすごい集中力を発揮する特性上、サッカーという熱中できることがあったのが私にとって本当に良かったと言えます。

どうせなら、好きなことで集中力を鍛えておけば、落ち着きが出て勉強ができる中学生になったら、集中力がある分だけ勉強に打ち込めるようになります。成績も伸びると思います。人それぞれだと言えばそうですが...。

あゆみでは、私が中学3年生になるまで勉強が全くダメだったことを踏まえて、勉強が出来ずに一番悩んでいるのは本人で、親が何を言っても勉強はできないのだと理解してあげて欲しいと言思っています。

長々しい文章を書きましたが、ADHDの子供は元気な分だけ、みんなに邪魔扱いされ、馬鹿にされるので多くの子供が2次障害に悩んでいます。私もそうでしたが。

 

 

ADHDの特性を理解し、大人がすべきことは、

 

1. 好きなことを徹底してさせてあげる。そして、褒めまくる。そうすれば自尊感情を高めることができ、いろんなことに恐れずにチャレンジできる心を育めるようになります。

⇦よっぽどの重症でない限り、中学生の時点で多動性や衝動性が改善するのでずっと大人になっても残る、2次障がいにならないように配慮してあげてください。

 

2. 学校・療育センター・放課後等デイサービス等の子供が関係する機関に、子供の診断書や特性・こだわりを書いた紙などを配り、他の子供とのコミュニケーションとの手助けをしてもらい、衝突を避けるようにする。

そして、あゆみのような療育型放課後等デイサービスで子供にあった療育を受けます。ADHDの子供は集中力や短期

記憶(ワーキングメモリ)は不足しているので強化し、生きやすい環境を作ってあげる。

 

3. 忘れ物については、ノートをとるか本人ができなければ先生に書いてもらうようにする。学校の先生の中にもいまだに甘やかせてはいけないという方がいらっしゃるので、両親が症状を正しく伝えることで、家でも子供・親がチェックできるようにしてあげてください。脳の特性上本人は忘れたくないけど忘れてしまうんです。

 

4. 多動性・衝動性などの引き金を探して、引き金を周りから取り除くことが重要です。

 

ADHDは特に、記憶力が弱いので、忘れ物をしない工夫を親や周りの大人が整備してあげ、中学生になれば

改善傾向になるので、小学生の間は、子供の成長に合わせた学習・療育をしてあげていただきたいと思っています。

脳の遅れは3年くらいと言われているので、ADHDの子供の学習脳は実年齢が6歳でも実態は3歳に過ぎず、9歳でやっと6歳の脳みそになるようなので、無理して詰め込んでも無理なものは無理なのです。親が齢相応の勉強をさせないから、ADHDの子供は勉強嫌いになるんです。

 不登校になる原因が分かったと思いますので、これらに注意すれば、自然発生的な不登校・2次障害を伴う不登校の防止になります。

 

キッズサポートあゆみでは、入学前に事前にしておきたい事など、相談にのりますのでどうぞお気軽にお電話ください。

 

まずは、このような事例にちょっとでも当てはまる方は、療育のプロであるキッズサポートあゆみにご相談ください。なんでも相談にのりますよ。

 

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2018年10月01日 14:43

発達障がいは不登校の原因。現実の対処方法。自閉症編

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今回は、発達障害で、不登校の状況にある・または不登校が心配というお子さんを持つ親御さんへ、お子さんの特性やお子さんへの対応についてお知らせします。

その前に、この文章を読んで不安になる親御さんもいらっしゃいると思いますが、ちゃんと対処方法を書いておきますので最後まで読んでくださいね。

発達障がいのお子様が不登校になる確率が高いのは理由があります。

その理由を発達障がいのお子様の特性から考えてみましょう。

定型発達(障がいをお持ちでない)の子供と発達障がいのお子様は、同じものを見たり聞いたり触ったりした場合、感じ方がまったく違うことが多いようです。

学校は、定型発達の子供が違和感なく生活できる環境ですが、発達障がいの子供には、人の大きな声や人との関係などの刺激が多い学校はとても辛い場所で、これが不登校の原因になることが多いようです。近年では、このような事例が病院等でも多く報告されています。

2010年に発表された研究では、不登校児童のおよそ20%が、知的障害をともなわない発達障害を抱えていると報告されています(原田直樹・松浦賢長(2010)/学習面・行動面の困難を抱える不登校児童・生徒とその支援に関する研究/日本保健福祉学会誌・16・13-22)。発達障がいの子供の割合が約6.5%だとすると、定型発達の子供の約3倍の比率だとわかります。発達障がいの子供にはこれほど学校は生きづらい場所だと理解してください。

 

他にも、学習遅滞によって不登校になるお子さんも、その学習遅滞の背景に発達障害(LD)が関係している場合があります。この比率は不明ですが、発達障がいの子供と不登校には深い関わりがあるようです。

 

ご承知かもしれませんが、ひとくちに発達障がいと言いますが、特性があり不登校になる原因も違いますので、障がいの種類ごとにまとめてみましたので参考にしてください。ASD以外の事例は次回以降に解説します。

 

ASD(自閉症スペクトラム)の事例

自閉症、アスペルガー症候群、小児期崩壊性障害などを含む、いつくかの発達の障がいを含む集合体をASDと呼びます。

 

ASDの特徴は、

「 こだわりが強い。 」と「 他人とのコミュニケーションが苦手。 」のふたつです。

まずは、こだわりが強いとは、言葉の通りで、好きなことにのめり込み、それ以外に興味をまったく示さないことっです。

他人とのコミュニケーションが苦手とは、人との距離がわからない、言葉を額面通りに受け取る、相手に思った通りの言葉を言ってしまう。

また、「感覚過敏」の特性を併せ持つ可能性もあります。

学校場面における感覚刺激の例には、音であれば音楽の授業、運動会のピストルの音、などがあります。

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どうですか、ASDの子供にとって決して過ごしやすい環境でないのがわかりますよね。

 

では、ASDの子供が不登校になってしまう原因とは、

1. 好きなゲームをずっとして、やめられないなどのこだわりが強い。

2. 友達とのコミュニケーションが苦手で孤立し、いじめにあうことになり、学校が嫌いになる。

3. 感覚過敏で、学校の生活が耐えられなくなる。  などがあります。

 

解決方法として、まずは親・学校の職員が発達障がいは、様々な生きづらさを持って生活をしている。

少しでも、これらの生きづらさを解消してあげることが不登校になることを防ぐ手段になることを心底理解してあげなくてはいけません。

具体的事例を紹介します。

ASDの子供の多くは他の発達障がいも併発していることが多く、今回は、ASDとADHDを併発している子供の事例です。

A君は、小学生高学年でASDとADHDを併発しています。

特徴としてASDでは、感覚過敏・ADHDでは、衝動性がみられます。

学校でサッカーをしていましたが、定型発達の子供は気にならないパトカーのサイレンや下校の音楽、先生のホイッスルの音などA君には、苦手な音ばかりに囲まれ、強いストレスにさらされる生活をしていました。

大きな音がなるとかがみこんでしまう彼にサッカーの先生は、何気なく「座ってないで、ちゃんと練習しなさい。」と注意しました。A君は、先生に理解されていないことに腹を立て、衝動的に泣き出し、帰ってしまいました。この日から、とうとう彼は不登校になってしまいました。 音で感覚過敏となり、先生の理解がないことに衝動的に腹を立てました。

 

 

ここから彼が、日常生活を取り戻すために大切なことは?

 

 

 

 

周りの大人が子供の特性を把握し、子供にとって生きやすい環境を作ってあげることができるかどうかにあります?

 

周りの大人とは?

 

両親・祖父母・学校関係者・医療関係者・相談員・放課後等デイサービス職員などです。

そして、【 もし、この子の周りにこんなお父さん・おじいさんがいたら最悪です。

俺が若かった頃は、親が厳しくて無理矢理でも学校に行かせられたもんだよ。 ⇦ 再度言います。最悪!です。

あなたとは違います。脳の特性上、我慢できないんです💢 】

 

そこで、Aくんできるだけ周りの音を遮断できるイヤーマフ

イヤーマフ

を着用し外出するなどして感覚過敏を少なくする工夫をすることで、徐々に外出もできるようになり、行動範囲を増やすことで、復学への道も見えてきました。

ADHDの特性である衝動性については、キッズサポートあゆみのような療育型の放課後等デイサービスに通い日常生活トレーニングを受けることで、何が自分の衝動性の引き金になるのかを認識し、抑えるトレーニングをすることで、周りとの不仲が消えて行きました。skun

A君は、結局特別支援学級に復学することになりましたが、週に1〜2回通学できればいいとのことです。

多くの子供は、復学が難しいとの話も聞きます。

A 君の事例で分かっていただけると思いますが、周囲の大人が発達障がいの特性を理解し、事前に生きやすい環境を整備してあげれば、このような事態にはならなかったかもしれません。

ただし、誰も責めてはいけません。なぜなら正直なところ発達障がいを正しく理解している人がほとんどい無いのが現状だから。

 

特性を理解し、大人がすべきことは、

 

1. 好きなことを徹底してさせてあげる。そして、褒めまくる。そうすれば自尊感情を高めることができ、いろんなことに恐れずにチャレンジできる心を育めるようになります。

 

2. 学校・療育センター・放課後等デイサービス等の子供が関係する機関に、子供の診断書や特性・こだわりを書いた紙などを配り、他の子供とのコミュニケーションとの手助けをしてもらい、衝突を避けるようにする。

そして、あゆみのような療育型放課後等デイサービスで子供にあった療育を受けます。そうすることで、一層のコミュニケーション能力を身につけます。

 

3. 感覚過敏については、特別支援学級との併用で、出来るだけ刺激の少ない落ち着いた環境を作ってあげることが大切です。

 

このように事前の環境整備が非常に大切になります。特にこれから小学校に進学するお子様は、急激な環境変化にさらされ重度のストレスがかかります。

すぐに、不登校とはならないと思いますが、小学1年生に入学する時に障がいに正しい理解をしてもらうことは非常に大切です。

キッズサポートあゆみでは、入学前に事前にしておきたい事など、相談にのりますのでどうぞお気軽にお電話ください。

 

まずは、このような事例にちょっとでも当てはまる方は、療育のプロであるキッズサポートあゆみにご相談ください。なんでも相談にのりますよ。

 

 

 

 

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2018年09月30日 18:04

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