発達障害の子供にどうやって勉強をしてもらうか。
石川県で言語指導法のマカトン法の訓練を受けられるのは、キッズサポートあゆみだけです。
ブログ記事の前にお知らせです。
おかげさまで定員10名がほぼ達成されましたので、今期の募集は残り2名となりました。
あゆみの療育に興味がある!という方はどうぞご連絡ください。
今回は、今日の帰り際の職員との会話で気が付いたことを書きます。
あんまり深い話ではないのでサラサラっと読み過ごしてください。
AくんはADHDの特性の強い子です。 担当のY先生は、そのAくんのために、いつも手作り教材を作っています。
それも夜中まで一生懸命に。
そして、試行錯誤しながら毎日違う方法で子供にアプローチしています。
しまいには、どうしても覚えられない3+3=6を覚えさせるためにこんな腹巻みたいなものまで作って療育の時間中この腹巻つけています。
壁にはこのシート貼り付けて。
ちょっと笑ってしまうけどこの担当者は本気でこの子に勉強を教えています。
けど、その担当の先生はいつも悩んでいます。
どうして私の教材は分かりにくいのかなって?
けど彼女は大きな勘違いをしていると思いませんか。
発達障害や知的障害の子供は、健常児に比べなかなか飲み込みが遅いのが特性だってことを。
昨日の問題の出し方は難しかったのかなぁ。って思うことは大切で、工夫して問題の解き方を教えてあげることがゆくゆくは担当の先生には良い事だと思います。
けど発達障害や知的障害の子供は、スモールステップが基本。
前頭前野で処理されたデータが右脳・左脳に蓄積され海馬に届くその経路の一部が、通りづらくなっているのがこの子供たちの特性だからこそ、何度も何度も同じ問題を復習させ、この経路に情報を流してあげるのが大切なんだと思います。
毎日新しいことを学ばせるより、復習をしっかりして、一つ一つの知識を確実に増やしてあげることが重要じゃないかなぁ。とその担当者に話しました。
具体的には、算数の同じ問題を頭で覚えこむほど何度も何度も復習させる。漢字ノートも同様にする。
自分の受験勉強の時は、『英単語、全然暗記できないよ〜。』とか言いながら、子供には一回で覚えなさいなんて絶対無理ですよね。
お父さん・お母さん・指導員の皆さん、自分がどうだったか思い返しましょう。ゾッとしますよね。
ワーキングメモリの開発ソフトだって覚えこむほど何度も何度も復習する。
このソフトは答えを覚えるのが主眼でなく、頭で反応するスピードを向上させる、いろんな問題形式に柔軟に対応できるようになるなどが大切な要素。
『 ここを理解したら詰め込みはやめて、その子のスピードに合わせて勉強しましょう。』
それが正直その子の限界なんです。と言っても諦めるんじゃありません。
ゆっくりだけど確実に学んでもらうんです。
慌てず焦らずゆっくりとスモールステップで...。
皆さんには分かってるよって言われそうですがもう一度再認識してください。
あゆみの療育に興味をお持ちな方は、お気軽にお問い合わせください。
電話番号(076-237-2533) 担当 西尾